中国 明の時代の古典に

「菜根譚」 洪応明 著

があります。

これは、現代にも通じる

心のよりどころとなる書です。

私なりの解釈でご紹介します。

 

<前集 10>

恩裡ニ由来害ヲ生ズ。

故ニ快意ノ時、

スベカラク早ク頭ヲ回ラスベシ。

敗後ニ或ハ反ッテ功ヲ成ス。

故ニ払心ノ処、

スナワチ手ヲ放ツコトナカレ。

 

気持ちが落ち着いて安定している時に

災いは生じる。

だから、気分が良いときこそ

気を引き締めて頭を働かせるべき。

失敗した後に成功のきっかけを掴むことがある。

だから、失敗して気落ちしても

諦めて投げ出してはいけない。

 

新生活が始まるこの時期、

希望と不安が入り混じっていることでしょう。

成功も失敗も一瞬の出来事として捉え

永く引きずらないことが大切です。

良いときも悪いときも

常に「陽元快素」

陽気に元気に愉快に素直で

頑張りましょう!