現代人は急ぎ病の人が多い。

何でも早くしたい。

理解や行動も早いが、

失望も早い。

横断歩道でも

青信号を待ちかねて

イライラしている。


人は急いであせってくると

怒りっぽくなる。

失敗やトラブルも

この急ぐ心のあせりから起こる。


急がずあせらず

「諸縁の熟するのを待つ」

横断歩道の信号が

黄から赤に

そして青になるように

時間の経過と周囲の変化を

客観的に注意深く見ながら

じっと待つ。


相手の立場に立って

思いを巡らせじっくり考える。

例えば、自分の善意が

理解されなかったとしても

耐えて忍んでみる。


忍耐とは

急がずあせらず待つこと。

急ぐ時、あせる時こそ

遠くなっても時間がかかっても

安全な道を行く方が

却って早く目的を達成できるのです。