ユナングのマーケットで
チーズを買った後、
他にはどんなお店があるのか
広場をぐるりと廻ってみたら、
カキ屋さんがありました。
前から夫が
「カキフライが食べたい」
と野望を語っていて
そのためには身の大きい
カキが必要です。
フランスのカキは番号で
サイズが表示されていて
No.4→3→2→1と
番号が小さくなるほど
サイズは大きくなります。
なのでカキ売り場を
通りがかるたび、
1番のカキはないかなーと
チェックしているのですが
あるのはせいぜい2番まで。
ところがここの屋台では
なんと0番のカキが
売られていました!
喜び勇んで18個購入。
さすが専門店!
おじさんが1個1個殻を
コツコツと鳴らして
状態を確かめながら
袋に入れてくれるのも
プロっぽくて良かったです。
殻を見るとそんなに
大きく見えないけど
きっと中身はぎっしりに
違いありません。
ホクホクしながら家に帰って
さあフライ作るぞ、と
殻を洗って手に持つと
ずっしり重い。
さすがー!と思いながら
開けてみると…あれ?
そうでもない。
資料画像(wikimediaより)
ずしっと重かったのは
分厚い殻の方で、
身は薄く繊細な感じ。
とてもフライにできるような
風情ではありません。
試しに生でつまみ食いして
みたら…美味しい!!
調べてみたら、
これはヒラガキといって
よく見るマガキとは別の種類。
マガキが1番から5番、
ヒラガキは0番から6番の
サイズ展開だそうで、
つまり私たちが買ったのは
ヒラガキで最大サイズのもの
だったようです。
ヒラガキはマガキに比べて
希少だそうで、主な産地は
ブルターニュ地方。
この屋台はCancale(カンカル)
という産地の生産者
Saint Kerberのお店らしく
そんな遠いところから
このスイス国境までわざわざ
ありがとうございます、
という気持ちです。
それにしても
チーズ屋さんといい
なぜここなんだ…。
あなどれないフランス
ということで、ヒラガキは
美味しく生でいただきました。
ここに書いたカキの種類や
サイズ、産地については
詳しい解説がありました。
ちなみに、カンカルは
モン・サン・ミシェルの
すぐ真向かいにあり
こんなふうにカキ小屋が並び
その場で生牡蠣を剥いて
食べさせてくれるのだそうです。
カンカル牡蠣市場のWebサイトより
これは是非一度行ってみたい。
サンタも行ってるらしい