Nairobi Today

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エジプトからドバイに引越してきた時の第一印象は「地に足をつけて暮らすのが難しそうな街」。到着後すぐに娘14歳が「お金持ちっぽい服を買わなければならない」と言い出したほどにきらびやかで、4か月たった今も、なんとなくふわふわした感じで暮らしています。

 

そんなドバイが、この1-2週間はさらに一段と浮き足立つ事態に。

 

キラキラしたドバイ

 

なぜなら12月2日が、UAEの建国記念日、ナショナルデー(Eid al Ethihad)だからです。エティハドといえばアブダビベースの航空会社のイメージでしたが、アラビア語で「連合」という意味だそうです。なのでEid al Ethihadはエティハドのイード、つまり「アラブ首長国連合の祝祭」という意味になります。エジプトにいる時はEid(イード)といえば断食明けと犠牲祭の2つだけだったので、Eidはそんな風にも使うのかと新しい発見でした。

 

ということで明日からは4連休となり、花火やらドローンショーやら、華やかなイベントが各地で開催されるようです。さらにブラックフライデー(アラブではホワイトフライデーというらしい)も重なって、街はセールの嵐。「Everything 50-75% off!」みたいな宣伝文句がそこら中に踊っていて、見るだけでそわそわしてしまいます。

 

とはいえ、我が家は引越荷物整理の真っ最中。まだ使えるものまで泣く泣く処分した後なので、物欲はゼロです。さらに夫はシンガポール、娘はスポーツで忙しく、ひとりではイベントに出かける気にもなれません。それはそれでいいのだけれど、なんとなく「ドバイに乗り遅れている」ような焦燥感が。

 

せめてこの機会に洗剤とかシャンプーとか買いだめしておく? タオルとか買い替えたほうがいい?いや、まだ使えるから大丈夫? など悩むこと自体が所帯じみすぎて、ドバイにはそぐわない気がしてしまいます。

 

そんな中、夕方の犬の散歩の時間になり、いつもの公園へでかけました。夏の間は夜も暑くて出歩けないのですが、この時期の夜は快適で、公園は遅い時間まで大賑わいです。小さなお子さん連れや、芝生でピクニックする人たち、犬の散歩やそぞろ歩きをする人たち。みなさん普段着や運動着で、特にキラキラしていない姿にホッとしてしまいました。

 

地に足がついた暮らしをありがとう、犬

 

とはいえ、その運動着や普段着が全身ハイブランドだったり、連れている犬が高級ブリードだったり、お子さんに付き添っているのがナニーだったりするのかもですが、まあそのへんは気にしないということで。