最後の夜。
初めて語り合った時のように、夜通しお喋りを続けた。
「ドラえもんの六巻みたいだね」
枕を抱えて君が笑う。
「それじゃ続きがあるみたいじゃないか」
「ごめんね。わたしばかりが思うようにして。」
「仕方ないよ。君が苦しまないならなんだってする」
「そういうこと言わないでよ。もったいないくて涙がでるじゃない」
「正直な気持ちは、ストーカーって法律で規制されてないよなとか考えてる」
「うわー!おまわりさーん!ここに怖い人がいますよー!」
「いやいや、本気でつきまとうのもいいと思うくらい好きだなんだから仕方ないよ」
「うわー、百年の恋が冷めた!これでキッパリ忘れられまーす」
「僕は忘れられないよぉ~。捨てないでよぉ~。好きだよぉ~」
「うふふ。どこが一番好き?」
「うーん、えっとね」
「ちょっと照れる~」
「【ちょいキツイ目つきで、顔がシャープな感じで、背が高くて少し猫背】な所!」
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って!
うおおおぉぉぉぉぉい!!!!!!!!!!!!!!
これね!?
すっごい!いい想い出なのね!?
てか、この時間があったから今があるってぐらい貴重で特別と言えちゃう時間だったんだよ!!!!!
なのに!!!
なあああのおおおにいいいい!!!!!
これだけの大長編!!!!!!!!!!!!!!
ちょっと同人で出版してやろうと思う長さだよ!?
秘宝中の秘宝!!!!!!
表に出せる最高のお料理ですよシェフ!?
こりゃ行けたかなー?
いい感じで言い訳っていうか誤解とけちゃうかなー?
やっぱ台所さんたらハートとハートで繋がる恋とかしてるんだねー、みたいな?
あれ?こいつって意外とこの方向でも生きるんじゃね?むしろ向いてんじゃね?ぐらいのね!?
そんないい感じで終わりかけといて!!!!!
【ちょいキツイ目つきで、顔がシャープに長い感じで、背が高くて少し猫背】で終わりだよ!!!!!!!!!
これ言った!
俺これ言ってるの確かに!!!!!!!!!!!!
最後の夜に言っちゃってんの【ちょいキツイ目つきで、顔がシャープに長い感じで、背が高くて少し猫背】って!!!!!!!!
人生変わるぐらい深く染み込んだ相手の一番好きなとこ【ちょいキツイ目つきで、顔がシャープな感じで、背が高くて少し猫背】だってよ!
もっとあるだろうよ!?
物語の妖精みたいに優しかったから。とかよ!!!
お姉さんぶる癖にオバケ怖いって怒るところ。みたいな過去ノロケとかあんじゃんよぉ!?
もっとあんだろうよぉ台所さんよおおぉ!!!
よりによって【ちょいキツイ目つきで、顔がシャープに長い感じで、背が高くて少し猫背】とか言っちゃてんだぜ!?
超笑えるっつーの!!!
ギャハハハハハハ!!!!!!!!!!!
ゲラゲラゲラゲラ!!!!!!!!!!!!
って笑えるかああああああ!!!!
さすがに絶望するわ!!!!!!
こんな所まで【ちょいキツイ目つきで、顔がシャープに長い感じで、背が高くて少し猫背】で決着するとか引くわ!
さすがに諸君も長く果てしないの読まされて、ああコイツ照れ隠しでこれ書きたかっただけなんだな、とか思いかけてたんだろう!?
分かるわ!
俺もそのつもりだったよ!
でも言ってたー!言っちゃってたー!
【ちょいキツイ目つきで、顔がシャープに長い感じで、背が高くて少し猫背】って言ってたー!
あううううっ!
俺こんなんだったのね。
ホントにもう無理だ。
こんなのが自分のアイデンティティーとか耐えられないわ!
もういい!
ああ!そうだよ!
俺様はよぉ!?
【ちょいキツイ目つきで、顔がシャープに長い感じで、背が高くて少し猫背】なら誰だっていいよ!
そうだよそうだよソースだよ!
【ちょいキツイ目つきで、顔がシャープに長い感じで、背が高くて少し猫背】ならなんだって惚れるよ!
それで間違いないよ!
どっっっっっっっっ!ちくしょぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!