やっぱケンカとバイクと嘘臭い女の自慢話だよね、男って。
ジジイになる前に死んでやるとシャウトしていたロッカーが守りに入った姿に釈然としない、台所ぬめりだ。
あのさ諸君。
まーーーーったく!
ぜぇぇぇったい!
そんな感じにならない出会い方をした異性でだね。
なんで忘れてないんだろう?
どうして強烈に覚えてるんだろう?って異性いないかね?
いるだろう?
あれ不思議だよね。
私もあるんだ。
数年前の事だ。
バーのカウンターで飲んでたんだよ。
厨房のあるバーだから、本格的な料理を出してくれてさ。
ヘタな高級レストランより旨いもんだから、そこで晩酌と夕食を済ましていた時期があった。
あまり通うと常連になってしまうから、それでも一ヶ月くらいしか通っていないのだが、そこで見た女性がだね。
すんっっごく印象に残っているのだ。
まったく記憶から薄れないんだよ。
三つ離れた席でワインを飲んでいた。
背筋をピッと伸ばして、黒いビタッとした服。
100m走ったら倒れるんじゃないか?って線の細さ。
伸ばした背筋が、姿勢の美しい大人って感じを演出しまくり千代子。
顔は冷めた人間です、ロジックを大切に生きています、達観しているので正上位しかしませんって顔をしていた。
↑この行だけ分かりにくいと思うが、美人って事だよ。
なんて素敵な女性だろうと思ったのだ。
何年前か覚えていないくらいなのに、その女性だけは覚えている。
ほんの一時間くらいだよ?
隣に座っているのを見ただけなのにだよ?
これだけ覚えているのが不思議で仕方ないのだ。
そんでもって本日。
あるお店に入店して、あれこれ相談したんだよ。
その対応をした女性がだね。
これまた確実に忘れないであろうって形で、この脳髄に植え付けられているのだ。
ここまで来ると、何か共通点があるだろうと。
私くらいの人間なら気付くわけさ。
もう、この段階で自分に笑ってしまうのだが、書くまでもないのだが、諸君にも分かるように書き出そう。
黒いピタッとした服だった。
ピッと背筋が伸びていた。
座っていても良い姿勢が崩れなかった。
強風に飛ばされてしまいそうな線の細さ。
人間なんて毛の生えた猿でしょう?感情なんてコミニュケーションツールでしょう?セックスなんて生殖行為なのだから正上位だけでいいんじゃないですか?みたいな顔をしていた。
↑この行だけ判り難いかも知れないが、要するに美人だったんだよ。
って、な。
長い人生ですれ違った程度なのに、一生忘れないレベルで記憶される異性の共通項。
ほっっっんとうに最悪だ!
私、最低だ!
こんなにシンプルか!
ただの黒いピチッとした服で綺麗な姿勢のスレンダー美人ってだけだよ。
そこに神秘的な異性の魅力とか介在してないの。
似ているってだけだよ。
かなりショックだ。
なんか、この自分の異性に対するリアクションやら感情の動きを掘り下げる作業をするようになってからだね。
自分のシンプルさに辟易している。
もう恋愛とは無関係な即身仏だから出来る遊びだが、そこそこダメージがあるのだ。
てか、不安になるわ。
これ、逆に言ったら私の弱点なわけだよ。
黒いピチッとした服を着込んで、細くボディーメイクしてだね。
その場だけでも、セックスなんて出産の為の手段だから楽しむなんてナンセンスですって顔されたとするよ?
↑この行だけ判り難いかも知れないが、要するに美人って事だよ。
そんな異性に何か頼まれたら、速攻で騙されて保証人の印鑑ついてしまうんだよ。
これ、ちょっとショックだったが、気付いて良かった。
え?
お前の人生に美人って関わってなかったの?ってか?
いや、もんのすごい美女と騎上位とか後背位していたよ。
私、正上位しかしない男だと思われがちだが、これで案外アクロバティックな方なのだ。
美人のラインが違うんだよ。
背が高くて目がキツくて面長。
子猫ちゃんだと思っていたら引っ掻くからね?みたいなタイプの美人、ライン違うだろう?
↑この行だけ判り難いかも知れないが、要するに美人って事だよ。
諸君も忘れられない異性がいたら思い出してみたまえ。
そんなに個性とか違わない同じラインのはずだ。