そんな黒田投手の勇姿が早く見たくて、7時40分くらいに家に着きテレビをつけたら、ちょうど大谷翔平選手との第2打席でした。内角を窮屈そうに振った打球はライトへ鋭い当たりのツーベースヒット。第1打席も三塁線を破るツーベースヒットでしたので、「大谷翔平恐るべし…」といった印象でした。
しかし黒田投手は後続をきっちり抑えて5回までで1失点と試合を作っていました。いつもの黒田投手…いつものマウンドさばき…私は黒田投手の最後になるかもしれないという登板を忘れて、黒田投手のピッチングに酔いしれていました!
そんな黒田投手が6回に大谷選手との3回目の対決。レフトフライに打ち取り「やっぱりやられっぱなしではないよな。黒田さんの意地を見た」と思った矢先にベンチの裏に下がり、一度マウンドに戻りピッチング練習をしましたが、緊急降板というアクシデントが発生。まさかという思いと、降板時にカープファン、ファイターズファン関係なく鳴り止まない拍手に私は目頭が熱くなりましたそしてプロ生活の最後のバッターが大谷選手になるかもしれないという状況に、ドラマ性も夢もありますが「事実は小説よりも奇なり」「やっぱり野球の神様はいるのかもしれないなぁ」「これは伝説になったなぁ」という思いもしました。「昭和vs平成。映画の世界の英雄vs漫画の世界のヒーロー、等身大vs異次元の対決、黒田投手には感情移入ができるヒーロー、大谷選手は自分がなろうと思ってもなれないウルトラマンのようなヒーローだよなぁ」との気持ちもありました。
結局、後続のピッチャーが打たれて黒田投手の勝ちが消えて、カープも最後に大谷選手にサヨナラタイムリーヒットを打たれて負けてしまいました。こんな大事な日においしいところを持っていく大谷選手には驚愕をします「あっぱれ」でしょう
これでカープ2勝でファイターズ1勝。広島に帰れば、もしかしたら黒田投手の登板も…という展開も考えられます。「ここまで来たら1人でも行く」とコメントしている黒田投手。『事実は小説よりも奇なり』という言葉を信じると、今後何があるのかわかりません。目が離せない日本シリーズ!私が黒田投手に感謝の気持ちを表すのは、今シリーズが終わった後にいたします!
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