引用:https://note.com/pato_numeri/n/na01d6800ba12
印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。
本日は、Twitterでトレンド入りしていた記事に圧倒されました。
「牧瀬里穂」がトレンド入りしていたので、何かなと見てみたら、この記事が拡散されていたのでした。
note:’89 牧瀬里穂のJR東海クリスマスエクスプレスのCMが良すぎて書き殴ってしまった(2019.12.17)
長時間トレンド入りしていたので、アクセスしてみた方もいるのではないでしょうか?
30年も前の、JR東海クリスマスエクスプレスのCMを考察した記事がバズっていたということが、まずは驚きでした。
そして、記事を読んで圧倒されてしまったのです。
かなり長文ながら、昼休み時間に、一気に読んでしまいました。
1989年、牧瀬里穂のJR東海クリスマスエクスプレスのCMといえば、40代以上の方であれば、鮮明に覚えている方も多いでしょう。
CMに流れていた、山下達郎の「クリスマス・イブ」とセットで思い出す方もいるでしょうし、それだけ時代を象徴したCMだったのです。
酒の席でこの話題がでれば、泣いて語り合うくらいに盛り上がるCMであり、日本のテレビCM史上、名作の1つといってよい作品だと思います。
そんなCMのことを深堀りした文章だったので、ついつい読んでしまいました。
長文でしたが引き込まれるように、読み続けることができました。
どこの駅が舞台だったのか
持っていたプレゼントは何だったのか
どうして柱の陰に隠れて待ったのか
などなど、CMを見ていた時には気づかなかったことが、延々と説明されていたので、推理小説を読むときのように、吸い込まれたのです。
この記事の筆者は、patoさんという方で、ライターのようです。
記事のタイトルにあるように、CMが良すぎて、ついつい筆を走らせたようなのですが、このCMに対する思い入れ、深い愛情が、深い洞察、推理につながり、このCMの持つ力を全て受け止めようという情熱がひしひしと伝わってきます。
30年も前のCMが今でも琴線を震わせるのはどうしてか、それを考察することで、現代人が失ったものがあるのではないかとの感想で最後をまとめています。
いつでも情報が手に入る現代が30年前よりも幸せなのか、ぜひこの記事を読んでいただきたいと思います。
注意しておくことがありますが、この記事の指示に従うと、掲載されている牧瀬里穂のCMを17回鑑賞する必要があります。
それくらい視聴回数にも堪える、何度でも繰り返し見ることができるCMではありますが。
筆者の問いかけは、みんなで考えてみることにし、この記事で注目したいのは、これだけ情熱のこもった文章は、突き抜けるということ。
その情熱を、牧瀬里穂のCMから筆者はもらっているのです。
感動したことは人に伝えたくなるのが人の心理。
「牧瀬里穂が、かわいい」だけでは、感動を伝えることはできません。
だから、時代背景から、このCMが成立した経緯から、シリーズ化したCMまで紹介した上で、CM動画の中にあるあらゆる情報を読み解いていったのだと思います。
CMを見て、ロケ地が気になり調べることはありますが、これだけ1つのCMに対する洞察力をもつことはありません。
それで勉強させてもらいました。
情報が溢れ、簡単に情報にアクセスできる時代って、次々から次と情報があるため、考える力を奪っているのだということ。
これは、この記事の筆者も言及していることですが、それをたった1つの感動CMについて、これだけ饒舌に語ることで、伝えようとしているのだと思います。
そして、会社のオウンドメディアも、どれだけ感動を伝えることができるかにかかっているのではないかということ。
ノウハウや知識を情報として伝えるだけではなく、思いや、その背景にある感動を伝えなければ、今の時代は伝わらない。
たった1つのCMにこだわるような、こだわり。仕事にだってこだわりがあるはず。
それが何なのかを考察し伝えることが、メディアの仕事なのかもしれない。
本日は、トレンド入りをした記事を通して、そんなことを考えてしまいました。
と、今日はここまで。
ブログは続きます。