かつて、日本ではいわゆる55年体制という、
「自民 Vs 社会党」の構図が長く続きました。
「与党 Vs 野党」イコール、「保守 Vs 革新」、という構図でした。
そして、「保守」と「革新」の定義は、
冷戦崩壊(=社会主義崩壊)前では、
「保守的な」資本主義体制が「悪」
「革新的な」社会主義が「善」であり、「進歩的」でありました。
そして、世界は早晩、社会主義世界になる、と考えられていました。
しかし、そうはなりませんでした。
冷戦が崩壊し、東西の壁が崩れ、
「社会主義や共産主義は実際にはうまく行かないものだ」という事が、
「現実」として理解されるに至った時、
「野党勢力」は「革新」という看板を「リベラル」という看板に架け替えました。
困った時の「横文字」
便利な言葉だったんですね。
つまり日本では「リベラル」とは、
冷戦構造亡き後でも、共産・社会主義信奉。
「改憲反対派」「安保法制反対派」
あるいは「旧左翼」、「冷戦時代ノスタルジア派」
「新しく」も進歩的でもなんでもありません。
英語の「Liberal」から、最も遠い人達ではないでしょうか?
憲法論議を取り上げるまでもなく、様々な国会論戦でも彼らには、
「自由主義的」だったり、「価値観において寛容」だったりしますか?
日本の政治的現状において「リベラル」とは、
「アベ政治を許さない」以外に何かあるのか?
「立憲民主党」
100年前のロシアに同じ名前の政党があったとか、、、
まさに、冷戦ノスタルジーの名前。
だけど、ロシア革命正規軍ではなく、反対の立場だったんですよね。
その辺もお茶目ですね、枝野さん。
「リベラル」なんていう、横文字よりも、
彼らの「墓碑銘」にふさわしい名前だと思います。