2010年9月29日 読売新聞には、こう書かれている。
沖縄・尖閣諸島沖の日本領海内での中国漁船衝突事件で、海上保安庁が撮影したビデオの公開を求める声が高まっているのは、巡視船に衝突した中国漁船の悪質さが鮮明に撮影されているからだ。
公務執行妨害容疑で逮捕された船長を擁護する中国の不当性を、国際世論に訴えることへの期待感もある。
衝突された巡視船「みずき」に乗船していた海上保安官が右舷側のデッキから撮影したビデオには、巡視船「みずき」の右後方を並走していた漁船が、左側にかじを切って近づき、みずきの右舷甲板に乗り上げるように衝突した映像が鮮明に残っていた。約2時間40分間にわたる中国漁船の逃走の様子も克明に撮影され、甲板に立つ船長が巡視船の乗組員に向かい、延々と挑発的な行動を取る様子もあったという。
◆「いかに理不尽か」◆
与党内ではビデオの公開について「中国漁船の危険な行為が明らかになり、国際世論を味方につけることができる」(民主党幹部)と期待する声が出ている。野党からも「いかに中国側が理不尽なことを言っているかを世界に知らしめていく必要がある」(みんなの党の江田幹事長)と呼応する意見もある。
ただ、政府内には「中国側が捏造と反論する」との指摘があるほか、「ビデオに映った漁船の行為が危険なほど、逆に船長釈放への批判が沸騰しかねない」と懸念する向きもある。
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衆院議長は異例の訓示 (1/3ページ)
2010.10.27 20:49
政府は27日、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、海上保安庁が撮影したビデオ映像を横路孝弘衆院議長に提出した。提出を求めていた衆院予算委員会(中井洽委員長)は同日の理事懇談会で、ビデオ映像の取り扱いを協議したが、結論は出なかった。政府・民主党は日中関係への配慮から一般公開は見送る方針だ。
提出されたビデオ映像はDVD1枚で約6分。理事懇で民主党は一部議員だけを対象とした限定公開を提案したが、これまで自民党は全面公開を求めてきており、物別れに終わった。限定公開なら、国民の批判を浴びそうだ。
沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件のビデオ映像がようやく国会に提出されたが、政府・民主党には映像を一般公開する姿勢は全くみられない。
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6分!!たった?
2時間40分あまりのビデオが、6分ですか?
映画の、「予告編」だね、まるで。
「近日大公開、乞う!ご期待!!」??
要するにこういうことでしょう。
日本国民の感情を逆なでするシーンばかりで、
無難なところをつなげたら、「6分」だった。
と、こういうこと!!
「仙谷官房長官殿
沖縄・尖閣諸島沖での中国船体当たり事件の「予告ビデオ」が出来上がったとのことですが、我々国民は早く「本編」が見たいのです。
「予告編」が見たいのではありません。
せっかく「見所」を6分という時間に凝縮した、労力は評価いたしますが、我々は政府・民主党・中国に都合の好いところだけの、ダイジェスト版を見たい訳ではありません。
編集をされてしまうと、切られたところに「例の仄聞」にある映像があるのではないか?と思ってしまいます。
悪い噂が、日中関係を損なうことのないよう、全編を公開する必要があるのではないですか?
それが、あなたの責務だと思います。」