ミモザの家

我が家の玄関の色は黄色である。そして黄色の旗も立っている。幸せの黄色いハンカチをモジった黄色い旗である。実は、フランスのミモザ街道のミモザに憧れて、庭にミモザを植えている。年に一度のミモザが咲き、菜の花が咲いた時に派手な玄関の黄色と旗の黄色がトータルでカラーコーディネートする景観となっている。3月8日は「ミモザの日」であるり、感謝、真実の愛が花言葉である。今年が最後のミモザの花かもしれないと感じる時にインドのガンジーの言葉を新聞で見かけた。「明日死ぬかのように生きよ、そして永遠に生きるかのように学べ」である。

 

第17回目の抗がん剤点滴を終えた。今年からは月に一回の点滴に変わり副作用の苦しさが少なくて済む。過去半年の頑張りのおかげで肝臓、胆のう、十二指腸、大腸、膀胱などに散らばっていた癌が、次第に消えて胆のう部分だけに縮小したようだ。それによって今まで手術が不可能な状態から胆のう摘出手術ができる可能性が出てきた。つまり延命治療から完治する治療へと期待が持てるようになったのである。しかし、いつ思わぬ副作用が起きるか分らないので油断はできない。現在の点滴はイミフィンジ点滴治療へと移行している。