「三多摩上下水及び道路建設促進協議会」(=三水協)の第3委員会が東京自治会館で開催されました。



多摩地区の道路整備は都市計画道路の完成率が62.5%と未だ道半ばです。

また、混雑時平均旅行速度は全国主要都市と比べ遅く、全国平均31.7㎞/hに対し、東京都は16.1㎞/hです。


救急車の平均到達時間は全国平均9.4分に対して東京都は11.5分と遅くなっています。



ロンドン、パリ、ニューヨーク、ベルリンなどの世界各都市と東京を比べても、1時間アクセス圏面積も約半分となっており、道路ネットワークの整備が国際競争力の確保のためにも喫緊の課題になっています。

ロンドン、北京、ソウルの環状道路の整備率は100%ですが、首都圏三環状道路の整備率は82%です。

道路の役割は移動、輸送のみならず、市街地形成や、炎焼遮断帯や救援路・避難路として防災面の機能、

また電気、通信、ガス、上下水道の収容空間としても活用されており、社会にとって必要不可欠なものです。

本日は、東京都建設局 道路建設部計画課 道路環境担当課長の山本康裕さんを講師に、「多摩地域における都市計画道路の整備について」との演目で講演をいただきました。

町田市では、多摩南北主要路線や優先整備路線の確実な整備が特に必要でありますし、

本町田地区で実施されている、地域のまちづくりに寄与する都道を都と市で連携し整備していく「第三次みちづくり・まちづくりパートナー事業」によって交通の円滑化が図られています。



引き続き、優先整備路線の事業化を推進し、渋滞路を減少させることによって、ゆとりある公共空間を整備し、多摩地区が防災面でも強靭化していくよう努めてまいります。