①「MUFG PARK」と②「武蔵野プレイス」を町田市議会の「選ばれる町田をつくる会」で視察しました。



①「MUFG PARK」は西東京市にある、もともと三菱UFJ銀行の従業員用の福利厚生施設だったものを、三菱UFJ銀行が再整備して一般市民が利用できる公園として2023年6月26日より一般に開放された施設です。


総面積約6ヘクタールの敷地に、緑環境を保全しながら、広い芝生広場やテニスコート・グラウンド、BBQ施設、コミュニティライブラリーを備えた施設です。

広大な芝生広場の一角に美しいアーチを描く壁面と、大きな軒を設えたテラス席を有した「まちライブラリー(=図書館)」は、1万5千冊もの本を所蔵することができ、本との出会いだけでなく、新たな人と人との繋がりを創出するような設えでした。





11面もあるテニスコートやグラウンドといったスポーツ施設も広く市民に提供されており、銀行である民間事業者が公的な役割を担っている大変稀有で素晴らしい施設でした。



②「武蔵野プレイス」は、駅前の立地を生かしながら、図書館を中心に生涯学習、青少年活動、市民活動、の4つの機能を併せ持った施設で、2011年7月に武蔵境のまちづくりの推進の一環として誕生しました。

白と円を貴重とした外観や室内には利用する方々の快適性が突き詰めて考えられており、中心にはカフェが設置され、従来の公共施設には無いモダンな空間が広がっています。





独善的な雰囲気になりがちな生涯学習環境もガラスばりとなっており、それぞれの学習室がショーウィンドウのように広く市民に開かれ、訪れる方々に興味を持ってもらえるような設えでした。

両方の施設ともこれまでの公共施設の固定概念に捕らわれることなく、老若男女に明るく開かれた雰囲気で、人との出会いや交流の拠点として未来の文化の発信基地のようでした。





町田市において今後公共施設が再編されていくなかで、非常に参考になる素晴らしい事例であり、様々な場面で発信していきたく思います。