消防団の後輩の結婚式が福岡で挙行されお招きいただきました。
 
 
 
 
 
新郎は町田にいた当時、勇往邁進する「嵐を呼ぶ男」でした。
 
新郎は、野球の名門、東福岡高校出身で甲子園出場の経歴をもち、進学をきっかけに上京。
 
大学2年生のとき、野球以外に自分のエネルギーを燃やす別のステージを探し、団員募集ポスターを目にし玉川学園地区の消防団に入団。
 
連日連夜 訓練に明け暮れ、汗を流し、己を研鑽し、町田市の予選や選抜大会を毎年連続で勝ち抜き、「東京都消防操法大会」に町田市の代表選手として共に出場してきた後輩です。
 
率先垂範し、人一倍の努力で選手として成長するだけでなく、持ち前の明るさとリーダーシップで仲間を増やし、若手チームを束ね、消防団の組織強化にも大いに貢献してきました。
 
消防団活動を通じ、世界一の消防組織である東京消防庁で働くことが彼の目標となり、難しい試験に合格し消防官となり、
 
その後、救助のスペシャリストである東京消防庁特別救助隊(レスキュー隊)の厳しい選抜試験も見事突破し、日夜、レスキュー隊員として1400万東京都民の生命・身体・財産を最前線で守ってきました。
 
玉川学園で一人暮らしをしながらレスキュー隊員として多くの人命を救う活動をしてきましたが、上京から10年を節目に、将来を考えて郷里の福岡市で親孝行しようと決心。
 
彼が東京を去る日、玉川学園の桜は満開でした。
 
当時、私は地域の重鎮の方々から「彼はこの地の宝だ!絶対に手放すな!」
とのご指示を受けていました。
 
10年の短期間でそこまで活躍し、地域の方々に愛され、地域皆様の日々の希望となった彼に心より敬意を表します。
 
この度の結婚式では台風の影響で天候は嵐となり、やはり彼はどこに居ようが嵐を呼ぶ男なのだなと微笑ましく思っていました。
 
ご参会されたどの方も何年たっても記憶に刻み込まれる素晴らしい結婚式になったのかと思います。
 
飛行機が欠航になるなど出席が危ぶまれましたが、ご招待いただいた多くの仲間と共に無事盛大にお祝いしてこれました。
 
これまで共に汗をかき、涙を流し、勝利に歓喜し、翌日からは次の目標に向け走り続けた日々を昨日のことのように思い出しつつ、
 
若く逞しい10年間を地域の防火防災に捧げてくれたことに感謝しながら、心から祝福してきました。
 
素晴らしい結婚式で、仲間と共に余興もさせていただき、大変楽しい時間を過ごさせていただきました。
 
また、彼がお世話になった多くの町田市の方々からもお祝いのビデオメッセージをいただき、大変華やかな披露宴となりました。
 
新郎新婦は福岡の中学校時代の同級生とのことで、新婦の溢れる笑顔がそのお人柄を表し、二人の輝かしい未来を照らしているようでした。
 
新郎新婦お二人の末永いお幸せとご両家の発展を心よりお祈りします。