15日で終戦から77年が経過しました。
 
 
 
 
玉音放送で知られる昭和天皇の「終戦の詔勅」の現代語訳を再度投稿します。
 
「堪へ難きを堪へ 忍び難きを忍び」の御言葉で知られている終戦の詔勅ですが、77年経った今でも時を超えたメッセージがあると感じます。
 
戦前戦中に使われていた一般的な言葉と現代用語は随分と意味が違ってしまいますし、
詔勅の御言葉の背景となった、古来から綿々と続いてきた当時の日本の文化も今の現代には忘れさられていますので、
現代語訳すれば全てを理解するものではありませんが、温故知新の観点からも大切にしたく思います。
 
 
 
特に終盤の、
 
『宜シク擧國一家子孫相傳ヘ確ク神州ノ不滅ヲ信シ任重クシテ道遠キヲ念ヒ總力ヲ將來ノ建設ニ傾ケ道義ヲ篤クシ志操ヲ鞏クシ誓テ國體ノ精華ヲ發揚シ世界ノ進運ニ後レサラムコトヲ期スヘシ爾臣民其レ克ク朕カ意ヲ體セヨ』
 
 
 
の部分を現代語にすると、
 
『なんとか国全体が一つとなり、子孫にまでその思いを伝え、日本の不滅を確かに信じ
 
皆で豊かで幸せに生きていく国をつくっていく責任はとても重く、行く道は非常に遠いことを覚悟して、将来の建設に向けて総力を結集し
 
道義を守り、志と規律を強くもって、 日本国の力を最大に発揮し、
 
世界の先進国に遅れをとらずに進むのだという決意をもとうではないか
 
私の臣民達よ、是非ともこの私の意思をよくよく理解してもらいたい』
 
と、訳せます。
 
 
 
全ての人々誰もが豊かに安心して安全に暮らせるようにしていくことは人類共通の目標ですし、
 
日本古来から続いてきた「和を以て貴しとなす」「民衆の幸せが国家の幸せ」とする日本文化を大切にし、戦後の一日一日を確かに過ごしていきたく思います。
 
どのような未来にするかは今の自分達次第であることが、昭和天皇の終戦の詔勅から伝わる穏やかな8月15日で先人に感謝致しました。
 
現代語訳の全文は以下に記してあります。