「町田市教育センター」を市議会の「選ばれる町田」会派で視察しました。
 
 
 
 

 

町田市教育センターは木曽東の廃校内にありますが、2028年4月までに複合化が検討されています。
 
 
 
 
 

 

教育センターでは、
 
「学校生活に悩んでいる、発達面で気になるところがある、登校しなくなってしまったので学ばせる場所が欲しい、通常学級に在学しているが行動面や人間関係が心配だ、入学にあたりどの学級を選択すればいいかな悩んでいる。」
 
といった学校生活全般に関して相談を受けています。
 
近年、どこの自治体でも「不登校」が課題となっています。
 
一般的に不登校とは「学校に行かない状態の児童生徒」のことと認識されていますが、
文部科学省の定義では「年度間内に30日以上欠席した児童生徒のこと」となっており、
 
月に3日以上の欠席で文科省の「不登校」に当てはまり、決して珍しい状況ではありません。
 
町田市では小中学校合わせて約3万人の児童生徒がいますが、その内、文科省基準の不登校児は約750人、
 
また、一般的に不登校として認識されている年間10日以上出席しない児童生徒は約170人ほどとなっています。
 
町田市教育センターでは心理的な要因で学校に登校しづらくなった児童生徒に対し、それぞれに応じた体験学習や学習活動を通じて、一人一人の子供が輝けるよう、居場所づくりや学習支援を行なっています。
 
また、学校や家庭からの依頼で家庭環境などの困り事に対応するスクールソーシャルワーカーを派遣したり、臨床心理士等の資格を有するスクールカウンセラーを派遣したりしています。
 
東京都の制度のスクールカウンセラーは週1日ペースで各校に派遣されていますが、人数的にも足りず、学校から出ての支援は出来ないため、町田市は独自にスクールカウンセラーを増員設置し、直接家庭を支援する取り組みを行なっています。
 
このことは町田市の教育の特徴の1つとなっています。
 
町田市教育センターでは、教育相談、適応指導教室、進学相談、就学相談、など其々の業務にあたっており、複雑化する社会環境や家庭事情、学校環境の困りごとを解決に導くよう取り組んでいます。
 
町田市教育センターの取り組みが、町田の子どもたちの明るい未来に繋がることと思います。