玉川学園前駅デッキ開通式・渡り初め式が開催されました。

デッキは「玉川学園コミュニティセンター」の建て替えに合わせ、駅からのアクセス向上、バリアフリー化、高低差のある駅周辺の歩行者の移動の円滑化に貢献することを目的に事業化され、無事に開通しました。

当初行政では、現在供用開始している玉川学園コミュニティセンターの落成式が既に実施されたことから、改めてのデッキ開通式は執り行わない予定でしたが、

これまで町田市議会への市民のご意見は請願を通じ、デッキ部分に集中していたので、開通にあたっては是非とも「開通式」をもって新たな玉川学園の景観の一部として市民の皆様に広く認知していただきたいと提言してきました。

この度の開通式にあたり、「色々あったが良かったな!」との声が多数寄せられました。

長年、商店会長を務めてこられた大先輩は、地域の様々なご意見を調整・交渉し、取り纏めてこられ、本日の開通を見ること無く鬼籍に入られてしまいましたが、そのご苦労が報われるなと思いました。

開通式では、

石阪丈一 町田市長、
小原芳明 学校法人玉川学園理事長、
熊沢あやり 町田市議会議長、
服部知行 玉川学園町内会長、

のご挨拶、テープカットの後、


渡り初め式が挙行されました。

地域の代表として初めてデッキを渡る方々は、

玉川学園商店会、玉川学園南口商店会からご推薦で、デッキ建設にあたって地域の皆様から出される様々な意見の調整に大変ご尽力された元商店会長の奥様と、

玉川学園町内会からご推薦で、商店街で「街の電気屋さん」として「東京電化」を立ち上げ、長年この街の移り変わりを見守ってこられた川崎家の3世代です。

橋などの開通式典では、古くから親子三世代の夫婦による渡り初めを行い、橋の開通を祝います。

天気にも恵まれ晴天の下開催された開通式では、記念すべき開通の瞬間を撮影しに来られた方々、早く渡ってみたい方々で賑わい、多くの皆様が笑顔に溢れ、新しい玉川学園の景観を受け入れ喜んでいるようでした。

今日のデッキ開通式は玉川学園の景色が大きく変化した日として50年後の町田市史にも残る瞬間でしょうから、同席できて大変ありがたかったですし、感慨深いものがありました。

本事業は学校法人 玉川学園と小田急電鉄株式会社から土地のご提供をいただき実現したもので、地権者や工事関係者、ご理解賜りました近隣住民、これまで尽力くださった多くの町田市職員に心より感謝申し上げます。

今後、地域の皆様に安全でスムーズな移動手段としてのみならず、地域の姿形の一部として愛されていくことを願っています。

因みに、これまでの経緯はこちらです。→