東京都南多摩東部建設事務所(=南東建)で今年度の事業説明を受けました。

南東建は町田・多摩・稲城の3市の都道・河川の整備を管轄しています。

 

町田管内の交通渋滞解消に資する、モノレール導入路線・鎌倉街道・町田街道・芝溝街道・南多摩尾根幹線道路などの整備状況、用地取得状況や路面補修工事予定についてや、

近年多発する集中豪雨による水害対策としての、鶴見川や境川の護岸の整備状況・補修工事発注予定について、

東京都の職員さんからお話をうかがいました。

多摩地区全域の都市計画道路の整備率は区部に比べ未だに格差が大きい状況です。

 

また、ニュータウン地区の整備が進んでいる多摩市の都道の平均幅員は26.8メートルとなっていますが、

町田市では16.2メートルと狭隘となっています。

 

コロナ等の影響もあり、東京都建設局全体の予算は減額されていますが、

町田市を含む南東建管内の予算は増額が決定されていて、事業費総額は対前年比13億円増の168億2500万円となっています。

 

南東建に配置されている技術系の職員数も8年前の49人から今年は69人と大幅に増員して対応してくださっている傾向にあります。

 

私からは、時間を用している都計道の拡幅事業や調整池の今後など、町田市内における課題について質疑や要望させていただきました。

事業説明での質疑や要望に明快に回答くださった東京都の職員さんや、この場を設えてくださった吉原修都議に心より感謝いたします。

 

23区に比べ多摩地区は様々な事業の遅れから「三多摩格差」などと昔から表現されてきましたが、

多摩地区の道路の整備率を上げることが東京都における道路行政の課題と認識くださり、予算や人員面で配慮いただけるようになったことは大変ありがたく思います。