『第3回 高校生と町田市議会議員の意見交換会』が実施されました。
今回で3年目となる「高校生との意見交換会」では、
『若者が過ごしやすいまちは?』
『どうしたら若者が投票するか?』
の二つのテーマで話し合われました。
高校生からは、
「候補者の政策をわかりやすくしてほしい」
「頑張ってるのはわかるが、伝わりきっていない」
「若い人の政治への無関心も問題だ」
「わざわざ投票所に行く気になりずらい」
「テレビなどの報道ではわからない」
などの率直な意見が集められ、議論の末、以下のような見解がまとめられ発表されました。
「若者はツイッター等のSNSを利用していて、多くの高校生は町田市の発信をフォローしているにも関わらず、内容がつまらなすぎる。
投稿している人は40~50歳台ではないのか?
12000人もフォロワーがいるのに気象情報ぐらいしか発信してないのはもったいない!
若い人に発信させてみて若者の関心を集めてはどうか?」
「小中学校の頃は公民の授業で政治について学ぶが、高校生になると急に学ぶ機会が無くなるので、総合の授業に盛り込み、政治に関する知識を増やし、関心を高めてみてはどうか?」
「親や先生からも政治の話が出ることは少ないので、率先して意見交換してみたらどうか?」
「そもそも選挙で投票することによって投票した候補者の当落を気にするようになり、
その投票した当選者のその後の取り組みを注目することによって、政治に興味が持てるので、まずは投票してみることこそが重要なのではないか?」
「例えば駅やコンビニなど人々が行き来しやすい場所に投票所を増やして、投票しやすくしたら投票率はあがるのではないか?
究極はインターネット投票だが、適当に選んで良いとなってしまうと、責任のない1票となってしまうので本末転倒だ!
移動交番のような移動投票所で、隔日それぞれの高校・大学を回れば確実に投票率はあがるのでは?」
私が高校生の時に比べて皆さんとても素晴らしい意見を発表されていて大変関心しました。
この取り組みは、町田市民意識調査の結果から、10代の市議会に対する関心が極端に少ない傾向にあることから始まりました。
また、選挙権が18歳以上となったことを機に、多くの高校生に在学中から主権者として行政に関心を持ってもらい、
二元代表制による地方自治に対する議員の役割、高校生の感じる身近な疑問や議員の活動など、幅広い観点から意見交換を行うものです。
最後は議場にて高校生が模擬評決を行いました。
高校生の中で3名の子達が市議会議員になってみたいに賛成票を投じました。
意見を発表する姿や評決する姿に町田の高校生も頼もしく将来が楽しみだなと感じました。
これらの取り組みが、投票率の向上に繋がり、民意がきちんと反映させられる市政に結び付いていけば幸いです。