本町田の宏善寺の「御会式」がありました。



御会式とは、日蓮大聖人御命日に合わせて行う法要のことで、令和元年の今年で738回目です。


万灯や提灯を掲げ、纏を振り、団扇太鼓や鉦を叩き、題目を唱えながら境内や寺の近辺を練り歩くもので、大田区の池上本門寺が特に有名です。


町田市でも古くは多くの万灯が出て大変賑わっていたそうですが、今は消滅してしまっているのが現状です。


爽やかな秋らしい空気の中、法要の前に纏いの演舞をさせていただきました。


今年は頸椎の具合もあり、纏いは仲間に任せて団扇太鼓のみでの参加となりました。

 


法要の後、テレビ番組の「笑点」や「ヒルナンデス」にも御出演の講談師、 一龍斎貞鏡(イチリュウサイ テイキョウ)さんによる講談を楽しまさせていただきました。


講談師の一龍斎貞鏡さんは若い女性なのですが、圧巻の表現力で、笑いあり涙ありの大迫力の話し振りに引き込まれました。


弁舌巧みな話し振りに、バシッと調子を打つ張り扇、

様々な登場人物を身ぶり手振りを交えて1人で演じきるその姿は、まさに「芸」だなと心から感心しました。



講談の後、ご住職からお話しがありました。


例え話や笑いを交えたお話しで、人々は支え合い社会を構成し、感謝の気持ちを持ちながら生きていくことの大切さについてお伝えくださいました。


ご住職自ら皆様のため心を込めて作られた「けんちん汁」は大変美味しかったです。


また法要で読経された僧侶の皆様の美しい立ち居振舞いに改めて勉強させていただきました。


実になる話しや素晴らしい芸、振る舞いに触れられとても充実感のある時間が過ごせ大変ありがたく思いました。