体育の日の翌日の本日は、

宮城県 多賀城市に

『震災と復興  減災都市戦略について』

視察に来ております。

多賀城市は6万2475人の人口を有し、
仙台のベットタウンとして栄える、東北で一番の人口密度を誇る街です。

5年前の東日本大震災の際、多賀城市も被災し、
津波被害においては、海岸部で7m、市街地で4,6mもの高さで浸水し大きな被害がでました。

これにより、市域の3分の1の面積の1万1000件の住宅が被災し、188名の尊い人名が失われました。

また自動車輸出港の仙台港から、8500台もの自動車が市内に流入しました。

がれき推計量35,3万トン発生。



当時、被災した多賀城市に町田市からは塵芥車を提供しました。

この実際に被災し、復旧復興に最大限尽くしてきた多賀城市の皆様から、減災都市戦略について学ばさせて頂きました。






被災経験のある方々が実体験に基づいて今日まで構築してこられた減災都市戦略は大変具体的で、重みがあり、

概念的に街の安全を漠然と確保するのではなく、

具体的な戦略を組み立て、本当に災害に強い街にする為、8つの戦略を立て、街づくりをし、その戦略の進捗率をきちんと管理しているものでした。

改めてあの日を振り返り、あの被害から立ち上がり、それを期にさらに強く成長し生きていく人間の凄さを
感慨深く思いました。

町田での災害対応能力の向上にも大変参考になりました。

消防車の写真は、当時泥だらけになりながら、
孤軍奮闘していた地元消防団のポンプ車に、地域の子供達が感謝を込めて、一言添えたものです。

目頭が熱くなりました。