本日は立川グランドホテルでの議員研修会に参加しています。
『2020オリンピック・パラリンピックへの関わり方』との演題で、
参議院議員の朝日健太郎さんを講師に招いての勉強会です。
朝日健太郎さんは在学中バレーボールで全日本代表に選ばれ、卒業後はサントリーに入社し、V3を達成。
ビーチバレーに転向後はロンドン五輪、北京五輪にも出場された方です。
身長199cm
足のサイズ31cm
の恵まれた体格!
2016年からは活動の場を国会に移し、広くスポーツの普及促進に力強く邁進していらっしゃいます。
演目にもある『オリンピック・パラリンピックへの関わり方』について私も町田市議会で一般質問してきましたので、大変興味深く楽しみにしていました。
講義内容はオリンピックの始まりから始まりました。
第1回オリンピックは1896年にアテネで、『スポーツ・文化・教育・人間性の融合』を目指し、
『人間性を成長させるもの』を目標に、クーベルタン男爵によって提唱されたものが起源で、
オリンピック旗の青・黄色・黒・緑色・赤の五輪マークと下地の白色で、世界中全ての国旗を司っている色でデザインされているものです。
今日まで続いているオリンピックの大きな変革期は何度かあり、
1976年のモントリオールでは10億ドルかかり、モントリオール市は破綻してしまい、その後市民の税金で返済されてきました。
1984年のロサンゼルスでは商業化され、3億ドルの黒字となり、
2008年の北京五輪では8兆円を国が威信をかけて支出し先進国化したと言われています。
2012年のロンドン五輪は3兆円を支出し、新たに多様性を取り入れたオリンピックで、文化プログラムでも実績をあげ、パラリンピックを成功させた、意義深い大会だったと言われています。
そして、いよいよ2020年には世界で始めて同一都市で2回目のの大会を向かえる東京大会となります。
今度の東京大会で注目されていることは、やはり、技術と、予算、障害者スポーツであるとの事です。
予算はマスコミ等でも騒がれていますが、1兆6000万~8000万円位で収まりそうな流れです。
少し話しは変わりますが、『オリンピック讃歌』というのがあり、
これは1896年の第1回オリンピック時に演奏された曲で、既に風化されていたものが、
1964年の 東京オリンピック時に楽譜が発見され、演奏が再現したところ大好評を呼んだ曲です。
2020年の東京大会でもオリンピックの起源を振り返り、既に無くなってしまった楽器などを技術で再現し、人類の進歩や人間の美しさを表現することにより、さらに盛り上げる材料になるのではないでしょうか?
さて実際に東京でオリンピックが開催されますと、世界中から1万2000人のアスリートが来日し、またその家族もいらっしゃいます。
また世界中から様々なメーカーや、また、スポンサーサービスとして、そのお客様も沢山連れていらっしゃいます。
それらの方々は皆様、選手村にいるわけではなく、魅力的な情報があれば、いたるところに外出します。
これを期に一気に国際交流が盛んになります。
つまり現実のオリンピック出場者の経験上、関東近県は元より、全国の至るところにその地域を世界に広める大きなチャンスがくるのです。
各地域、日本中のあらゆる方々がこのオリンピックを経験することによって、未来に様々な良い影響を出す事が出来ます。
それは、『レガシー』と呼ばれる『次世代への遺産』です。
なぜなら今日の日本の発展は1964年の東京大会を抜きには語れないからです。
1964年の東京大会のレガシーは、東海道新幹線や高速道路、国立競技場、駒沢オリンピック公園、日本武道館、スポーツ医学、広告デザイン、トイレや非常口の共通マーク、などなど
今の社会には当たり前にあるものが、当時のオリンピックを契機に産み出されたものです。
2020年の東京大会後には、
スポーツ レガシー
社会的 レガシー
環境 レガシー
都市 レガシー
経済的 レガシー
が『未來への遺産』となると言われています。
未来に無関心にならず、
過度な悲観も楽観もせず、
チャンスを逃さずに、
スピード感のある行政運営が求められるなと思いました。
このような大きな変化の時代に生きていられる事を嬉しく思います。
講師の参議院議員 朝日健太郎氏と共に