こんにちは!
渡辺厳太郎です。
本日は東京消防庁 第九消防方面本部 消防救助機動部隊を、消防団の幹部研修にて視察させて頂きました。
第九方面救助機動部隊とは、いわゆるハイパーレスキュー隊の事で、多摩地区には今年の3月27日に発隊しました。
隊員63名が3交代制で17台の特殊車両を扱い、特異火災、危険物火災、広域林野火災やNBC災害にも対応している部隊です。
特筆的な車両としてCS1という車両があり、この車両の車体は放射線を防ぐべく、1cmの鉛と中性子線を防ぐべく20cmの水で囲まれており、
東日本大災害時の福島原発では社外の放射線量が60msv/hの時に、車内は0.5msv/hに抑えられる程です。
また、東日本大災害の原発で活躍された屈折放水塔車も完備しています。
またCS3という車両はヘパフィルターを備え、御嶽山の噴火時にも活躍された6輪車です。
またこの本部は全国の災害時には、全国に行き活動しますし、
首都圏の大規模災害時には全国から集まる多数の消防隊の基地的な役割をする拠点となります。
多摩地区にとっては待望のハイパーレスキュー隊の基地となり、防災能力のかなりの向上となります。