おはようございます。
渡辺厳太郎です。
一昨日からの続きです。

すでに町田市議会のHPに録画中継がアップされています。以下のリンクをクリックしてください。

https://www.gikai-machida.jp/g07_Video_View.asp?SrchID=3552
















当日の私の発言原稿はこちらになります。今回は再質問の内容です。録画中継と併せてお読みくださればと思います。

再質問1
それぞれ答弁ありがとうございます。
項目番号1の「町田市の未来像について」再質問させて頂きます。

市長のご答弁によりますと、
「選択と集中の観点から、市川所長の著作『東京一極集中が日本を救う』の意見を肯定し、町田市未来づくり研究所の発表した『ニュウパラダイム』において示された「スマートパブリック」、「グリーンプラザ」という新たな価値観の実現が必要と考えてらっしゃるが、

大都市部の税収を地方に分配する地方法人特別税の部分については疑義があるとの事でした。

政府は、地方創生を旗印に、まち・ひと・しごと創生法において、「少子高齢化の進展に的確に対応し、人口減少に歯止めをかけるとともに、東京圏への人口の過度な集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、将来にわたって活力のある日本社会維持していくために、まち・ひと・しごと・創生に関する施策を総合的かつ計画的に実施する。」とありますが、
こいの政府の「まち・ひと・しごと」の考え方との整合性について、市長はいかに考えますか?

再質問1-2
まち・ひと・しごとの一体的な推進の中で特に重視していることはありますか?

再質問1-3
町田市の立地や交通の結節点としての優位性を生かして、産業をサポートしていくことで町田市の魅力を更に高めて行きたいとの事ですね。

ここから南に10キロに位置する、アメリカ海軍厚木基地では、2017年に米空母機動部隊が、岩国に移転することが予定されています。
私は、東京オリンピックを控え、日本の国際競争力の向上や首都圏西部地域の経済活性化に厚木基地の共用化が資すると思っております。
横田基地を軍民共用化した場合については、1,610億円の経済効果と8,850人の雇用効果があると試算されていました。
通常、空港建設には、地元住民の反対等が予想されますが、町田市を含む厚木基地周辺は、長年F18などの戦闘機が爆音をとどろかせて飛行しておりますので、戦闘機から民間機への転換は、むしろ歓迎されると思いますし騒音も15分の1ほどに軽減されます。
厚木基地の2438mの滑走路は、アジア便の離着陸には十分な距離です。
また、アメリカ・ヨーロッパ等の長距離便の離陸時のみに少し短いとのことですが、あと300mも滑走路を増設すれば、長距離便の国際空港としても申し分なく活用できます。
成田・羽田と厚木とで国際便を分散化することで、世界一使用頻度の高い羽田空港の渋滞の緩和になりますし、日本の輸送力向上に効果があると思います。
私は、東京オリンピックと米空母機動部隊の厚木からの移転は、最大のチャンスだと思っておりますが、その辺についてはいかがお考えでしょうか?
町田市の更なる発展の為には、神奈川と隣接している多摩南西部のこれらの特徴にも目を向け、行政区を超えて広く連携し、その特徴を生かし活性化させていくべきと考えますがいかがでしょうか?

再質問1-4
前回、地方創生について一般質問させて頂いた際には、ゼロサムではなくプラスサムという考え方をベースにしないと、都市圏と地方圏の対立構造になってしまい、日本の国民全体の心を一つにしなくてはならないのに、逆の作用になるとおっしゃっていました。

地方への人口誘導ありきではなく、地方がそれぞれの事情に即した活性化と持続可能性を高める取り組みを進め、出生率の上昇を促す施策を考える事が重要課題ではないかと思いますが、いかがでしょうか?

再質問1-5
今後、ますます東京は集積の利益を最大限に活用し、情報であったり、文化であったり、金融などのものを最大限に発揮し、その力を世界の中心として発信していかなくてはならないと思います。

上手くいかないパターンとして、「やりっぱなしの行政」「頼りっぱなしの民業」「まるで無関心の市民」があります。
これらを融合すると町田の未来は確実に寂れゆくと未来像になります。
そうならない為には、知恵を絞り、「危機感のある行政運営」、「活力ある民業」、「町田市の未来に市民に関心を持たせる事」だと思います。
これらをいかに機能させるかが重要かと思いますが市長はどのように考えますか?




再質問2-1
町田市では、2020年に向けて、1人でも多くの心に深く感動が残るような取り組みを行い、思い出作りが加速するような取り組みが必要だと考えている事が解りました。

成功に向けた取り組みを加速させるには、その目標として、国内外からの来訪者の方々に感動を与えられるような文化スポーツに関するプログラムを用意し、後世に残り、未来に引き継がれるような施策を検討するとの事でした。

では今現在具体的には何か既に決まっていますか?

再質問2-2
私は1964年の東京大会の時の事を市内の多くの方々に伺ったのですが、当時、幼少期、青年期であった町田市内の方々は皆さん一様に、強烈な思い出を持っていました。

ブルーインパルスが青空に作った大輪の五輪マークや、開会式でのファンファーレ、初めてテレビを購入し家族が一堂に会しての観戦、いずれの方も、その後、劇的に発展してゆく日本への、懐かしい思い出としてとらえていました。

戦後復興から急速に立ち上がっていく日本のスタートのイメージと、ご自分の青春時代を重ね合わせているかのように、どなたも微笑みながら語って下さいました。

東京オリンピックは誰もが明るくなれる、世代を超えて強烈に日本中を明るくする事が出来る、素晴らしい効果があるものだと思います。

そしてその素晴らしい大会まであと5年と迫っています。

先程壇上で町田市から見た今後の5年を町田市からの視点で、イベントを時系列で、来年の
2016年にはリオデジャネイロ大会が開催され、
翌2017年には町田市制60周年の前年で、
2018年には市政60周年とラグビーワールドカップの前年をむかえ、
2019年にはラグビーワールドカップが東京で開催され
2020年に2度目の東京オリンピックが開催されます。
と説明しましたが、
これらを各々バラバラにPRするのではなく、2020年に向けて時系列に串刺しにして、東京オリンピックまでの一大ムーブメントを作る気はありますか?

再質問2-3
オリンピックは世界的なスポーツの祭典であると同時に、文化、音楽の祭典でもあります。
そして人間は誰しも、見るだけよりも参加した方が強烈な印象が残ります。

先日、紙チェーンの長さでギネス世界記録にチャレンジしたことも、ニュースで見て知った人と、自分で参加してギネス記録を樹立させた人々ですと、参加した方々の方が確実に強い印象と誇りを持った事だと思います。

ただオリンピックとなると、一般人の我々は参加する事は中々出来ません。
しかし先程も言いましたがオリンピックはスポーツの祭典であると同時に文化・音楽の祭典です。

1964年の東京オリンピックでも、誰が東京オリンピックファンファーレを作曲するのか、どの楽団が演奏するのかが大変大きな問題だったとの事です。

2020年の東京大会でも既に秋元康さん、久石譲さん、坂本龍一さんといった超有名人がどのような曲を作曲するのか?

また演奏するのは東京交響楽団なのか自衛隊の中央音楽隊なのか、小澤征爾さん率いる新東京フィルハーモニー交響楽団なのかと関係者の中では大変話題になっています。

開会式当日はもちろん、新宿区の現在建設中の新国立競技場で、日本の国の威信をかけて最上級の演奏とイベントが執り行われる事になると思います。
ですから、見に行く事は出来ますが、参加する事は難しいでしょう。

ここで一つ提案なのですが、2020年の東京オリンピック開会式の多摩地区版をなるべく多くの方々の参加型で町田で行いませんか?
東京オリンピック開会式、多摩会場を名乗っちゃいませんか?

つまり、2020年の新しい東京オリンピックのファンファーレとマーチを市民が参加し、最大多数で演奏する開会式をここ町田でやってみてはどうでしょう?
通常オーケストラというものは何人くらいを想像しますか?
50人前後でしょうか?

玉川学園の商店街の夏祭りでは、学生や地域の音楽を愛する方々によって、べートウベンの「第9」が合奏合唱されて2年目となりました。

初年度は100名ほどでしたが、誰でも参加自由という事を聞きつけ、2年目は500人程で、お互い初対面でも手に手に楽器を持ちより合奏演奏され、大学生を中心に、昭和音楽大学の声楽家の教授や、オペラ歌手の方々も巻き込み、一大目玉となっております。

彼ら学生を中心として2020年まで5年かけながら年々人数を増やして、最大の楽団を結成し、2020年の東京オリンピックまでには、警察、消防、自衛隊、市内の4つの大学○○の高校、○○の小中学校、市民音楽団体、眠っている全ての市民音楽家を掘り起こし、全ての方を集めて演奏するのです。

もちろん、新国立の映像も同時にオーロラビジョンで流し、一大パブリックビューと一大演奏会を、市外の音楽家も含め、3万人の音楽家を野津田の競技場に集め、東京オリンピックの多摩版開会式で大迫力の演奏をし、終了直後に新国立競技場上空を飛ぶであろうブルーインパルスに多摩会場の上空も飛んでもらう。

参加できるオリンピックの開会式は話題になるでしょうし、マスコミも大勢訪れるでしょうし、世界中に町田をアピール出来るチャンスとなるでしょう。

このような事を5年かけてやっていくべきだと思いますがいかがでしょうか?

再質問2-4
一気に活力のある音楽による街づくりが出来ると思います。
お隣、川崎市も音大が2校ある事から「音楽による街づくり」をうたっていますが、オリンピックが来るのは東京です。
町田市の知名度を一気に上げられると思います。

また全国から参加希望者が町田市にいらっしゃると思います。
直接的に大会の競技は諸問題により中々誘致する事は厳しいですが、全国から音楽でのオリンピックの参加者を多摩地区に誘致できます。
申請すればギネスにも載るでしょう。
夢のような話かもしれませんが、今から段階的にやっていけば必ず実現すると思います。

このような事業を今の若者が中心になってやらさせてあげたいと強く思います。

そして、次の次の、数10年先に再び、東京にオリンピックが来たときに、その時の若者から「当時はどうでした?」と聞かれたら、微笑みを持って胸を張って「2020年の時はさー、町田の多摩会場で出演してたんだ。感動したな。」って話す方々になってほしい。

これこそがオリンピックのレガシーではないでしょうか?
レガシーとは直訳ですと、「未来への遺産」でして、IOCによれば長期にわたるポジティブな影響だそうです。

今回のIOCはオリンピックレガシーをかなり大事にしていると思います。
「今後2020年に向けてオリンピックを契機とした有形無形のレガシーをいかに創出し、次世代に継承するかが問われる」、とIOCは言っています。

戦後の復興と高度経済成長の契機となった1964年の東京オリンピックのレガシーは、東海道新幹線、首都高速道路、体育の日と言われています。

もちろんそれらは長期にわたるポジティブな影響、つまりレガシーでしょう。
私は沢山の先輩方に「1964年の東京オリンピックはどうでしたか?」と聞いた時に、微笑みながら当時の事を教えてくれた事こそがソフト面のレガシーをではないのかなと思います。

経済大国となった今の日本の2回目の東京オリンピックは、コンパクトをうたい文句にして誘致に成功しました。
ハード面のみならず、ソフト面が注目される今度のオリンピックは、今の若い人たちの心に残る「レガシー」を創造させる事を検討して頂きたいと考えますがいかがですか?

再質問2-5
以前、東京都のあるオリンピック担当部長が講師をして下さる、気運醸成についての勉強会に参加しました。
東京自治会館を中心としたパネル等の展示をすることでの気運醸成といった内容で、申し訳ないのですが正直つまらないと思い、講義終了後、その講師の方に詰め寄り、今回の私の多摩地区での考えを話させて頂きました。

私が「オリンピックは音楽の祭典でもある。これから5年間かけてイベントを重ねる事により、2020年を最高の年にしたい。」とお話ししたところ、
「大変面白いアイディアだ」とおっしゃり、

私が「今回の講義ではこのようなやり方の気運醸成につながるイベントに対応できる補助金がないので作ってほしい」とうったえると、近い将来、対応できるような補助金を約束して下さいました。

今後このような形の補助金も出来てくると思いますので是非これを利用しながら盛り上げて行ってほしいです。

まずは、来年の町田市政60周年のプレであるし、東京オリンピック4年前イベントとして、フェスタや生粋祭りなどで、試しでもいいのでやってみてはどうでしょう?
とかく何をするにも、検討委員会だの計画策定だので時間がかかりすぎると思います。
まずはやる理由を一生懸命理論的に作る事より、始めちゃう事が大事だと思います。多摩地区で先に手を挙げたもん勝ちだと思います。
最初は3411かシバヒロかどうなるか解りませんが、そうなるとそれぞれのイベントで担当部署が変わってきてしまい、2020年オリンピックに向けての一貫性が無くなってしまいますが、2020年に向けて市長の決断で進めていけば実現すると思いますがいかがでしょう?

再質問2-6
理事者の皆様にお聞きしますが、私は、こういった事が、市民に率先的に町田市に関心を持たせ、5年かけて熟成させる事により、やりっぱなしの行政にはならず、活力ある民業の創出につながると思いますし、今回のこの提案は、場所を提供し1人事務局として調整して下されば、お金をほとんどかけずに、可能です。

むしろお金の面では市民音楽家の皆さんが持ち寄る一つ一つの楽器です。例えば学生さんでも190万のユーフォ二アムや60万のトロンボーン等をお持ちです。バイオリンなどにおいては桁が違うのもあります。
これらはまさしく眠っている財産でありますし、これらを拠出して頂き、幼少期から長年の努力で手に入れたテクニックを披露し参加する事で一つにまとまる事が出来る。
このような気運醸成が出来ると思いますが理事者の皆様はどう思いますか?

再質問2-7
施設整備についてですが、昨日FC町田ゼルビアが再びJ2に昇格いたしました。
大変おめでたい事ですし、それ以外の各種競技の発展や町田市民のさらなるスポーツ活性化の為、将来的には野津田の競技場にオーロラビジョンが必要になってくるのではないかと思います。

前回の東京都の勉強会で、東京オリンピック2020年大会に向けた区市町村支援事業としてスポーツ振興の補助が補助率2分の1で最大1億円の補助があるとの事でした。
これをまずは、市民のスポーツ時間拡大のため、照明機器などで活用しない手はないなと思いますが、いかがですか?



再質問3-1
まちだ名産品のれん会の活動についてもう少し教えてください。
再質問3-2
現在町田市や町田商工会議所では、まちだ名産品に対してどのような支援を行っていますか?
再質問3-3
更に、名産品の知名度を向上させ、ブランド化を進めて行く事は出来ないでしょうか?


こちらもよろしくお願いします。↓
町田市議会議員/渡辺げんたろうOfficial Web Site
http://www.gentaro-w.com/