こんばんは!
渡辺げんたろうです。

久しぶりの更新になります。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?

昨日は奈良市の(株)まちづくり奈良を訪れて、市街地の活性化事業や奈良が誇る芸術家の育成事業、観光事業について教えてもらいました。

(株)まちづくり奈良は、所謂シャッター通りになりかけていた商店街を、国と自治体と商店街が協力し、商店会を中心として再生復活させた事業です。

町田市にも新産業創造機関としてのインキュベーションセンターが事業開始をしていますが、様々な問題点もある現状です。

奈良の場合は元々大きなパチンコ屋さんだった土地を、一坪の商店スペースに細分割し、月に一万で貸し出し、商売的に成功したら卒業し極て近くに出店して頂くというシステムでした。

単純に見えるシステムですが、安い家賃のため若者が新規出店しやすく、独自のアイデアで顧客を集められれば卒業し、常連客のため成功した土地の近所のシャッターが降りてしまった商店街の中に再度出店するという流れの為、シャッター商店街が1店舗1店舗と回復していき、街の活性化がはかれる事業です。

まさに町田市の中心商店街が形成される経緯にあった『二・六の市』と同じで、昔は筵(むしろ)をひいて市がたっていたものが、そのうち活気ある商店街を形成していく流れの現代版だなと感じました。

芸術家の育成事業では、若い芸術家を育てていくために、1人につき3年間補助金を出し育てる事業でした。

補助金を出し育てるという今時珍しいシステムですが、よくよくお話を聞くと、国宝を多数有している東大寺正倉院宝物庫は奈良の名物であり、国の宝です。

これらを目当てに毎年多数の観光客が奈良を訪れます。

奈良市としてはこの文化芸術の保存はもとより、新たな芸術の発展に寄与することによりこの地の魅力が未来永劫続くようにとの願いが込められているようでした。

町田市も今後博物館が芹が谷公園内に移転し、合理化と新たな表現方法が模索されています。

芸術の規模の大きな奈良市に学ぶことは多いと感じました。

また、東京オリンピックの事前合宿などを誘致するためには、町田市の観光コンベンションビューローや、町田市国際交流財団の更なるご尽力が欠かせないのだなと、感じました。