酸素っち「おー、最も古い化石を発見したんだって!」
水素っち「40億年前とは、地球ができたのが46億年前だから、地球誕生からわずか6億年後ってことですね。」
ネオンっち「でも、正確な年代を予測するのは難しいのでしょう?」
フッ素っち「だいたい、年代なんてどうやって予測するのさ?」
炭素っち「生物の場合は、放射性を持つ僕の同位体の割合を測る場合が多いかな。」
炭素っち「ちょっと太った炭素っち14が自然界には一定割合いるんだ。
生物は生きているときは代謝しているから、常に一定の割合を保っている。」
炭素っち「だけど、生物が死んでしまったら、代謝がなくなるので、炭素っち14の割合を測れば、その生物がいきていたおおよその年代がわかるってこと。」
ホウ素っち「ほう、うまく考えるものだね~。こんなところでも炭素っちは活躍していてずるいな・・・。」
ルビジウムっち「生物以外の年代測定には、僕も使われていたりするね。」
ルテチウムっち「ふっ、オレもな。」
ツリウムっち「ルテチウムっちも就職先が決まったのか・・・。」
ルテチウムっち「太っているオレには役目があるようだ。
っていうか、俺ら、出番がずいぶんなかったな。」
カリウムっち「僕も年代測定に使われてるね。」
カルシウム先生「年代測定は様々な要素が絡んでくるから、どの化石が一番古いかって常に論争になるわけだけど、最も重要な点は、熱噴出孔の近くで見つかったってことだよね。」
リンちゃん「熱噴出孔で地球の初期段階から単純な生物が存在していたっていうことですね。」
スズにゃん「ってことは、熱噴出孔があるって言われている木星の衛星のエウロパや、土星の衛星のエンケラドゥスにも似たような生き物がいる可能性が高いって事にゃん。」
カルシウム先生「そうだね。地球が出来たばかりの過酷な環境でも、存在できていたってことだからね。」
水素っち「そうですね、エウロパやエンケラドゥスの氷を持ち帰ることさえ出来れば、すぐに証拠が見つかりそうですね!」
硫黄っち「あの氷の下の地底で、すでに立派な文明が栄えてたりして。」
酸素っち「おー、夢が広がるね~。」
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