ホテリ アアルト HOTELLI aalto ⑤夕食1日目 | くまの温泉旅日記

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宿の情報は宿泊当時のものです。
最新の情報は宿のHP等でご確認下さい。
あくまで個人的な感想ですので参考程度にご覧下さい。
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ホテリアアルト(HOTELLI aalto)さんの1日目の夕食をご紹介します。

食事場所は1階にあるダイニングでいただきます。

ダイニング入り口

かわいらしいオブジェがお出迎え。
私たちは夕食のスタートを遅めにしましたが他のお客さんの多くは既に食事中でした。
入り口左に厨房があるのですが、満室だからかスタッフさんが慌しく出入りしてました。
忙しそうでこちらから声を掛けるのは気が引ける雰囲気でスタッフさんが声をかけて
くれるのを待ちました。
どのスタッフさんも自分の持ち場で手一杯のようで中々席に案内してもらえません。
3分くらい待ったかな?
客席から戻ってきたスタッフさんが入り口で待つ私たちに気づいて
「何号室ですか?」
と聞かれました。
早く案内しなければと焦るあまりに「何号室ですか?」の言葉が考えるよりも先に
口から出たのだと思います。
(席はお部屋毎に指定になっています)
でも席の確認の前に「今晩は」や「お待たせしました」の言葉が欲しかったです…
たまたま挨拶を忘れただけなんだと思いますが。
チェックインに続き夕食の案内でも「お待たせしました」の言葉がなかったので
ちょっともやもやした気持ちになってしまいました。
夕食の時間は指定になっているのだから夕食開始時間にはダイニング入り口を
もう少し気にかけて欲しいと思いました。


ダイニング

上の写真の右奥の席に案内されました。
上の写真中央突き当たりの左が入り口、右が厨房です。
入り口+厨房の出入りで人が通る度に冷気がやってきます。
私はあったかインナーにひざ掛け、フリースの上着持参で寒さ対策をしていたので多少
寒いかな?と思う程度でしたが、作務衣と下着のみの旦那は寒いと言ってました。
一番安い部屋に宿泊なので入り口側の寒い席なのは仕方がないと思います。
でも宿泊料金を考えると席にひざ掛けを用意するくらいの気配りは欲しいところ。
ダイニングの奥は中央に暖炉があります。(下の写真)
下の写真は朝食時の撮影で暖炉の周囲に朝食がセッティングされています。
2日目は宿泊客が少なく暖炉の近くの席に案内していただけたので寒さを感じることなく
食事を楽しめました。
席には仕切り等が無いので周りの席の会話がはっきりと聞こえます。
前の記事でご紹介した通り夕食時の飲み物も全て無料です。
無料ということもあってか皆さんお酒が進んで声が大きくなりがちです。
正直1日目のダイニングはかなり騒がしかったです。
例えるなら居酒屋で団体客数組が大宴会をしているような騒がしさでした。
その日の宿泊人数や客層によっても違うのでしょうが、静かな空間での食事を希望される
方には不向きかもしれません。


ダイニングの照明

変わった素材、デザインでお洒落。


お品書き

「会津のお福分け」と題したお品書き。
HPには懐石型自然料理と記載がありましたが洋風の創作料理でした。
ホテリアアルトさんではその日の仕入れによって毎日料理が変わるそうです。
何泊しても毎日違う料理がいただけるのは嬉しいですね。
お品書きにはざっくりとした料理名が書いてあり、詳細はスタッフさんが配膳時に
説明くてくれるのですが鳥頭の私は覚えていません。
毎度ながら料理の説明はテキトーです。



飲み物とか

旦那は日本酒。
私のはたぶんあかつきのジュースだったと思います。
私は普段宿の夕食では炭酸水かウーロン茶を飲みます。
お部屋の冷蔵庫にペリエがあったので頼もうと思ったのですがダイニングの
ドリンクメニューにはペリエがありませんでした。
アルコールもオールフリーの宿でウーロン茶だと損した気がする貧乏人の私。
普段食事のときはめったに頼まないジュース類を頼みまくりました。
貧乏人根性丸出しです。
ランチョンマットのかわりに陶器のプレートがセッティングされてました。
このプレートのデザインが私には理解できず…


前菜

最初に飲み物と前菜を運んでくれたスタッフさん、新人なのだと思いますが
手が震えてて見ている私たちもハラハラ。
旦那のコースターがスタッフさんの手が届かない位置にありお酒を置けずに
右往左往するスタッフさん(汗)
2、30秒くらい?私たちの席の周りでオロオロしてました。
見かねて旦那がスタッフさんの手の届く位置にコースターを移動するとほっと
した様子でした。
席に着いてから飲み物と前菜が運ばれるのもスローペースでした。
待ちの時間が続いてまたまたもやもやな気持ち。
満室で忙しかったから仕方がないのだとは思いますが。

前菜アップ
玉光トマトのジュレ
蛤のマリニエール ハーブソース
金時人参のフォンダン
栗カボチャのドフィノワーズ
セロリー・ラブ・フロマージュのルーラルド

それぞれ素材の味を活かしつつ手間隙かかっている美味しい前菜。


ごぼうのスープ

お品書きだと「雲子のフラン」だったのですが、旦那の苦手食材が使われている
ということで私の分も一緒にごぼうのスープに変更になってました。
ちなみに旦那の苦手食材は雲子ではありません。
私も旦那も雲子は大好物です。
ごぼうのスープも美味しかったですが雲子のフランが食べたかったよぉ。
苦手食材に対応してくれたのにこんなこと言ったら罰が当たりますね。
でも2日目は苦手食材が何品か出てきました。
どうやら連泊だという情報が厨房に伝わっていなかった模様。


旦那は赤ワイン、私は黄貴妃ももジュースかラフランスジュース?を追加。
スタッフさんは皆さん忙しそうでグラスが空になっても気づいてもらえず。
通りかかるスタッフさんを呼び止めて飲み物を注文。
だけど他の席も同じ状況だから皆さん飲み物の注文にスタッフを呼ぶので中々
スタッフがつかまらなくて飲み物注文するのはちょっと面倒でした。
2日目はスタッフの目が行き届いていてグラスの残りが少なくなると気づいて
くれてスムーズに飲み物を追加できました。


フォアグラのパテ べルジェ風

濃厚なパテにフルーツ(種類失念)のジャム?がアクセントになっています。
無花果は一工夫して表面に焼き目がつけてあります。
ドライフルーツ入りのパンも美味しい。


真鯛のメダイヨン 野菜のブイヨンをソースに

記憶があやふやですがソースが三種類使われていてそれぞれ野菜の味が
しっかりと感じられたはず。


黒毛和牛サーロインのグリエ 杉の香り

お肉が杉の板にサンドされた状態で登場。
いろいろな野菜が添えられているのが嬉しい。
お肉は厳選した霜降りのいいお肉を使っているのだと思います。
柔らかいお肉なのですが、霜降りすぎてちょっとヘビー。
ソースは玉ねぎベースのソースだったかと思いますが濃い目のしっかり味。
美味しいのだけど霜降り肉と濃いソースの組み合わせは私たちには重く感じました。

飲みかけ写真で失礼します。
黄貴妃ももジュースかラフランスジュースだと思います。

ヤリイカのちょこっとパスタ

トマトソースのパスタでした。
しっかり味のパスタで少量だけど私的には食べ応え十分。


フルーツのクレームシブースト

添え物のフルーツはラズベリー、葡萄、洋梨のコンポート?
シブーストは美味しかったけど私にはちょっと甘さが強めに感じました。
半分くらいの量で満足な感じ。
後半はちょっと持て余し気味でした。


紅茶


お夜食

夜(22時頃だったような?)お部屋にお夜食が届けられます。
ねぎ味噌?を塗ったおにぎりにごぼう煮が添えられていました。
漬物が苦手な私はごぼう煮が嬉しかったです。


どれも今まで食べたことのない料理で美味しくいただきました。
温泉宿で洋風の創作料理は珍しく次はどんな味かな?と目でも舌でも楽しめる料理でした。
宿泊した方のブログ等を拝見して、一皿毎の量が少なめに思えたので量的に足りるかな?
と心配してましたが私も旦那もお腹いっぱいになりました。
最後の3皿の黒毛和牛のグリエ、パスタ、デザートが全て濃いめのしっかり味だったせいも
あるかと思います。
美味しかったけれど後半はもう少しさっぱりした料理だと尚良かったかも。
ちょっと胃もたれしました。

サービス面で少しもやもやしたのとダイニングが騒がし過ぎたのが残念でした。
スタッフさんはバタバタしてて料理の説明は丁寧ですが余裕のないような印象でした。
接客に関しては満室で忙しかったので仕方がないのだと思います。
宿泊料金が高くなるとどうしてもサービスの充実を期待してしまう私の悪い癖です。
チェックインと夕食の案内と立て続けに待たされて「お待たせしました」の言葉が
無かったのがちょっと尾を引いてしまいました。
私たちはたまたま運が悪かっただけなんだと思います。
スタッフさんは皆さん一生懸命で感じ良い方ばかりでした。


続く