元農林水産事務次官による長男刺殺事件から学ぶ、現実を認めることが地獄から抜け出す第一歩 | zum2のブログ

zum2のブログ

この世は人生の学び舎、「人は変われる自分は変われた」と言えるように奮闘中

元農林水産事務次官が無職の息子を刺し殺した事件どうやら元農林水産事務次官の父親が家庭内暴力を繰り返す息子が川崎無差別殺傷事件のような事件を起こしたらと思い込んだがうえの犯行のようだ

 

引きこもり長男を10か所以上、刺す 元事務次官「川崎のような事件を起こしたら…」と供述〈週刊朝日〉

 長男(44)への殺人未遂容疑で逮捕された元農林水産事務次官の熊沢英昭容疑者(76)が警視庁に対し、川崎市で児童ら20人が殺傷された事件に触れ、「長男が子どもたちに危害を加えてはいけないと思った」という内容の供述をしていることが明らかになった。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190603-00000103-sasahi-soci&p=1

 

記事を読む限りこの息子に出来るのは家庭内暴力で無差別殺人などとても出来るようには思えないがそれだけ父親として精神的に追い込まれていたということかもしれない(川崎殺傷事件で一部マスコミがその影響も考えず「一人で死ね」論を垂れ流したのは非常に罪が重い、もし「一人で死ね」論以降自殺する人が増えていたら間違いなくその影響だ)自分が記事を読んでいて気になったのは被害者に関する記事、抜粋すると

 

>>英一郎さんのSNSによれば、人気の「ドラクエ10」というオンラインゲームが趣味だったようだ。

 だが、書き込みを見ると、<課金装備は、出来るだけ使うように><2018年5月 支払い予定分ご利用明細 323729円 これが今月の私のクレカ支払額だ>と記すなどオンラインゲームにかなりのお金を使っていたとみられる。

 英一郎さんはSNSで自身の父親が、<元事務次官の愚息でございます。凄いでしょ>と身元を明かし、

<中2の時、初めて愚母を殴り倒した時の快感は今も覚えている><もし殺人許可をもらったら真っ先に愚母を殺すな>とも記していた。
 さらに<母親あるいは父親を殺すと自分も消えるという王道ストーリーはないのか>と家庭内暴力をうかがわせる書き込みを繰り返していた。 そして、両親との関係については、<勝手に親の都合で産んだんだから死ぬ最期の1秒まで子供に責任を持て>と記し、特に母親に反感を抱いていたようで、<自分の犯した罪の大きさを思い知れ。貴様の葬式では遺影に灰を投げつけてやる>とも記していた。

 

内容も内容だがこれを書き込んでいたのが反抗期の少年ではなく44歳の中年オヤジだったと思うと慄然とする(クレカもおそらく両親名義のものだろう)現実を認め変化・成長することを拒絶して両親特に母へのマイナスの感情憎しみ妄想に囚われたまま44歳まで子供のままで家庭内暴力親を殴り続けて生きてきたのか、なんという地獄だ!!

 

以前ある仏教関連の書籍で仏教のとある宗派では悪いことをすれば死後地獄にいくと教えているが悪人たちはなぜあんなにも長く(仏教説話で出てくる地獄の刑期というか期間はとんでもなく長い)苦しみ続けるのかという疑問にたいして悪人たちがここは地獄だと認めないからだと自分が地獄に落ちたこと地獄に落ちるようなことをした悪いことをした結果ここにいる・因果を認めず反省もしないから地獄で彼らはあんなにも長い間苦しみ続けるのだと書かれていたのを思い出した

 

この夫婦この親子にとってこれまでの歳月人生とはなんだったんだろうと考えてしまう、長年苦しんだあげく子供を殺すあるいは親に殺される、ここまで苦しみ続けなければならない理由が自分には思いうかばない、息子を殺した殺すしかないと思い込んだ父親にとって地獄とはまさしくこの世のことだったのではないか

 

自然災害を除いて多くの場合地獄とはまさしく人の心の中に存在する、今の時代地獄は人によって作り出され現実はその反映、諸行無常現実は常に変化し続け留まることを知らず諸法無我自分という存在も不確かなものということは世界は変わるし自分という存在を変えることだって出来る、自分の記憶感情プライドそういったものに必要以上に囚われずそういう現実を認めることが地獄から抜け出す第一歩、この夫婦この親子がもっと早くそのことに気づいていれば気づかせてくれる人がいればこんな悲劇こんな地獄のような思いはしなくてすんだのに残念だってことで