合宿風景色々
外に出して頂いたご父母の方々有り難うございました。
子供から大人までの共同生活は、お互い環境が違う中で育った人達と調和をとりつつの生活になります。
同時に非日常を、あえて作り体験させる場でもあると思っています。
大人の方とも同部屋になり、家や学校では学べないことが沢山あり、とても貴重な体験に。
ここで育った子が中学、高校、大学になり、またこの合宿で下の子たちの面倒を見てくれるようになります。
来てくれた子達は確実に成長して帰ったことと思います。今回、集団心理からなのか、あまりにも返事ができず終始、他の先生方から返事、返事と言われていたので、合宿中、全体に話しをしました。
「我々が親、先輩の背中を見て育ったように、返事、挨拶は大人、先輩がしなければ下は絶対にするようにはなりません。年齢関係なく、一つでも帯が上なら先輩です。大人が、先輩がまず変わって下さい」
本部、大泉でもこういうところに来てできなくなるいうことは、まだ習慣になっていないということ。よく分かりました。反省です。
子供は親(大人)の言うようには育たない
親のやるように育つ
その子の考え方、行動、確実に似てきます。
道場でいくら教えても、基本的に大人(親)が変わらないと子供は変わりません。
躾の根本は家であり、道場や習い事ではありません。
「三つ子の魂百まで」といいますが、空手よりも、単なる勝ち負けよりも、低学年くらいまでは特にこの基礎部分を育てることが大切だと思っています。
『稽古』と『練習』、『武道』と『スポーツ』の違いは如実です。そのへんはまたの機会に。