2024年3月9日(土) 午後1時から5時まで、上北沢ボランティアビューロー1階会議室で、せたがや防災士会 2024年3月 理事会とミニ勉強会を開催いたしました。
ミニ勉強会も回を重ねてからは、防災士会のメンバー以外に地域の町会•自治会役員の方も来場していただけるようになりました。
理事会の前に午後1時から2時まで、せたがや防災士会 メンバーの巻淵氏のミニ勉強会がありました。
「能登半島地震から考える世田谷区の防災」
巻淵さんは、能登半島で被災した建物の保険を支払うための鑑定士をしております。
今回の能登半島地震の状況と建物の被害軽減のためのアドバイスをいただきました。
耐震補強で壁の中に、筋交を入れるのはとても大変な作業です。
屋根を軽くして、建物の耐震性を高める話をしてくださいました。
建物が壊れる原因の一つに屋根瓦の重さがあります。
日本瓦の屋根は100平米で約4トン、ベンツ2台分の重さが載っています。
薄いコロニアル屋根だとベンツ1台分。
この重さが家を潰す一因になっているようです。
耐震性を高めるのであれば、なるべく軽い金属製のガルバリウム屋根がおすすめ。
ガルバリウム屋根なら約500kgで済みます。
スレート屋根の上にガルバリウム屋根を施工できるカバー工法はお勧めしない。
コロニアル屋根の重さにガルバリウム屋根の重さが加わり重たくなるから。
施工料金は高くなるが、今まで使っていた屋根は全て剥がしてから、ガルバリウム屋根にすると格段に軽くできる。
実際に被災地で破損した建物を調査している鑑定士ならではの話でした。
次回、せたがや防災士会 理事会 4月定例会は4月7日(日)14時から 下馬の世田谷ボランティアセンター 2階会議室にて開催予定です。
実際に被災地で破損した建物を調査している鑑定士ならではの話でした。
次回、せたがや防災士会 理事会 4月定例会は4月7日(日)14時から 下馬の世田谷ボランティアセンター 2階会議室にて開催予定です。