ここから数回に分けて、経験者目線で過食について語りたいと思います。
最初に注意して頂きたいこととして、これは「私の場合」という大前提があります。
拒食や過食に至る過程というのは、驚くほどパターンが似ているんですね。
でも、そこから抜け出す方法やタイミングは人の数ほど違うんです。
だからハマっていく時には仲間(同類)がたくさんいたのに、そこから回復しようとした時にはすごく孤独な闘いになります。
そんな時に、どの情報が合う(聞ける・理解できる)かは誰にも分かりません。
なので、あくまでも「この人の場合」ということでお読みください。
念押しで書いておきますが(そんな奇特な人いないと思うけど)、このブログやこれから書く記事を過食で悩んでいる本人にオススメしたりしないでくださいね。
というのも、痩せ願望が強い人のブログを読むという趣味を長く続けていると分かるのですが、ご家族や恋人が変に勉強しちゃって知識を押し付けるって「あるあるネタ」なんですよ。
特に拒食に気づくタイミングや抜け出す方法などは、死んでも誰かに口を出されたくないんです。
死んでも。ホントそれぐらい。
だから、もしご本人以外がこのブログをお読みになったとしても「こういう人もいるんだな」ぐらいに頭の隅に置いておいてもらえたら十分です。
では、初めての過食体験について。
このブログの最初の記事は2014年5月になっています。
でも、ブログを書き始めたのは2013年の12月です。
この非公開に変更した期間、いったい何があったんでしょうか。
もうイヤな予感がバンバンしますね。
さらに少し前、そもそも減量を始めた頃までさかのぼります。
2013年春、63kg(BMI21.7)ぐらいだったと思いますが特に減量せず。
2013年夏、あることがきっかけで減量を決意して計測した体重が61kg(BMI21.1)でした。
そしてアメブロを始めた2013年12月の記録が48kg(BMI16.6)ですよ。
これを急激だと思うか、BMI16.6くらいなら普通じゃね?と思うか、人それぞれですけどね。
どうやって減らしたかというと、基本的に何も食べないというやつです。
仕方ない時(家族が食べ残したとか外食とか)だけ食べる。
ダークサイドすぎるので薄字にしますが→あることがきっかけで自分には生きている価値がないと思いまして自分のために家計を使うことに罪悪感が生じるようになりまして(給料もらってたけどそれでも)
では、気を取り直して(引いてませんか~!?)非公開記事の内容をチラッと。
まず、何も食べないというのはやめたようです。
体調を崩したり、メンタルがヤバすぎて家族に怪しまれたり、何より半年で標準体重から痩せの範囲で13kgも落としてますので周りがメチャメチャ心配したんですね。
意図的に減量していることは誰にも話してなかったので、じゃぁ病気じゃないの?とそりゃ思うわな。
絶対に医者には行きたくなかったので(意図的に減量している私に医療費なんてもったいないし医者に迷惑かけるし健康保険を使うのも申し訳ない)、減量が滞らない程度には食べることにしたようです。
2013年12月から2014年3月頃の記録を見ると、だいたい600~1000kcal摂取が平均。
基礎代謝が1100kcalあたりだと分かっているのに「900kcal以下じゃないと減量が進まない」と変な分析をしてるあたりはどうかしてるパターンです。
基礎代謝以上でも消費エネルギー以下に摂取を抑えれば減量できるんですけどね。
2013年3月12日にパーティーがあり1500kcal摂取。
でも「普段が少食だから、食べ過ぎてもたいした量にはならないのが救い」と書いています。
なんとか平静を保っていますね。
翌3月13日もパーティーで、ランチは(家族にご飯をあげたりして)なんとか300kcalに抑えたものの、夜のパーティで食べてしまい、トータルで2500kcal摂取。
「家族に誘われたランチは上手くいったのに~!ホワイトデーの練習がダメでしたね。パーティーの残り物含めて、ついついバクバクと。」とまだ軽い反省。
ということは2500kcalでも過食という認識はなく、パーティだから食べ過ぎたと思っていたのか?
だがしかし、翌3月14日に人生初の下剤体験…。
書き写したくない地獄絵図ですね。1錠で懲りたのは良かったです。
でも食べ過ぎから下剤という流れはとても悪い傾向ですね。
これにより、13日の2500kcalで軽い反省だったのは強がっていたのではないかと思わされます。
この3月14日は800kcalに抑えたものの、その次の3月15日は1400kcal摂取。
「クッキーがなければ900kcal」と反省しているところを見ると、1400kcalでも罪悪感が出てきたようですね。悪い傾向。
そして「実験」と称して、ゼロカロゼリーだけで何日いけるか試してみたりしてますね。
とにかくどんな理由でもいいから体重を減らしたかったんでしょう。
ちなみに、ブログ開始当初の12月中旬にBMI16.6(48kg)を書いて以降、体重の記載がありません。
おそらくクリスマス→年末年始で増えたんだと思います。
この実験途中の4月4日に初めて「体重47kg(BMI16.2)」と記載がありますので、やっと人目に晒せる体重になったと思ったんでしょう。
同時に「この実験で3kg減」ともありますので、実験前は50kgあったことも推察されます。
実験の内容を見ると、200kcalの日もあれば1300kcalの日もあります(12日間で平均600kcal)。
もう過食の予約は整った感じですね。
そしてここで突然「ストックは怖い」という記事を書き残し、12月から毎日続いていた記録が数日間止まります。
以前に少し書きましたが、やると決めたことを続けることはできるのに止めることができない私ですから、ブログが書けないほどの何かがあったんでしょう。
そして復活した4月9日のタイトルが「仕切り直し」。
何があったかお察しです。
「4/8夜→49.2kg
4/9朝→48.8kg
4/9昼→48.6kg
4/9夜→48.0kg
あと1kgで暴食前に戻る…」
とありますから、ゼロカロゼリーで47kgに落として、4月上旬に「暴食」したんでしょうね。
この頃は当然「過食」という言葉も知っているはずなのに、あえて「暴食」と書いたあたりに当時の私の葛藤が読み取れます。
12月から4月まで「過食」という言葉は2回しか出て来ません。しかも一般論としての使用。
どうしても自分が過食に転じたなんて認めたくなかったんだと思います。
拒食がピークの頃に摂食障害の人のブログと出会い、過食嘔吐という言葉を知りました。
その時に抱いた感情は、今の私が過食嘔吐の人に抱く感情とは全く違うものでした。
結局、その状況になってみなければその人の苦しみなんて分からないということなんでしょうか。
私はまだ嘔吐したことはありませんが、過食の苦しみは経験済みです。
そして、嘔吐や下剤という形ではない「過度な運動や絶食という形で過食を帳消しにしようとした」ということでは、同じカテゴリなんだと思います。
でもこの頃は、どうしてもどうしても過食に転じたと認めたくなかった。
なるべくポップに書きたいのですが、なかなか難しいですねー。
あの頃の私にはこんなヘンテコな行動に至る理由があって、それなりに苦しんでた。
それを今の私の立場から面白おかしくdisるというのも良い趣味じゃないですし。
なるべくサラリと書けるように心がけますが、ちょっと重い記事が続くかもしれません。
苦手な方は、一週間ぐらいしてからお越しになった方が良いと思います。
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