前日に一人酒で吐くまで飲んだ【馬鹿ヒコ】は、相方の誕生日プレゼントは一応用意する。

『まー、今日は誕生日だから、説教は後回しにしてやるか』

一人でいつものようにビールを買って帰宅する。
すると相方の彼女が相方を祝いに来ていた。
俺はてっきり二人きりで誕生日を迎えるものだと思っていたから、家に二人がいるのがびっくり。

(復習)二人の誕生日
・孝彦 3/1
・相方 2/28

なんと相方の彼女が俺の分の夕飯とケーキを準備していた!!もちろんそれは相方の発案。

『彼女さんの前で雰囲気ぶち壊しにできねーな。今日は説教は止めておこう。』

彼女さんの手作りハンバーグとサラダを食らいながら、酒を飲む三人。今日のところは怒りはを完全に胸の奥に仕舞いこんだ。

「大家さんに確認してきたぞ。やっぱり振り込まれてない。来月まとめて払うって言ってきたから。」
「ありがとうございます。ホントすいません。」

この日はこんな伝達事項で終わり。

ホモ暮らし始まって以来の初の三人での誕生日パーティー。

そして【ホモ暮らし】の連載記念日


翌日、説教は滞りなく終了。
冷静に、丁寧に、怒りながら、しつけるように、最後に誕生日プレゼントを渡し。。。

こんなに気持ち良く説教できたのは初めてだったので、気持ち穏やかになる。
また平凡、、、では無いが静かなホモ暮らしが始められる♪


数日後、仕事から帰る途中にビールを買って帰る。いつもと何も変わらない帰り道。

ふと星空を見上げる。

まさか?        ばかな!!!

見えるはずの無い   【死兆星】   が見える!?!?
相方の天賦の才能が俺に見せているのか??

胸騒ぎを抑えながら足早に家に戻ると、

                 アベシ!!

ドアには見覚えのある一枚の紙が差し込まれている。。。恐ろしくて中々確認できない。。。

あの星は俺に墜ちるのか?相方に墜ちるのか?

天に帰るときが来たか??
「お前にはもう何も頼まねー!」

痺れを切らし、真実を確かめる為に大家さんの家に行く。(大家さんの家はアパートの目の前)
相方には翌日行くと啖呵をきったものの、仕事から帰宅する時間がPM10:00を過ぎる日々が続き、さすがに常識範囲外の時間なので、中々大家さんに確認に行けない日が続く。やっと行けたのは約二週間後(そもそも家賃滞納が常識の範囲外)


『ピンポーン』

「すいません、102の鈴木ですけど」
「はいはい、少々お待ち下さい」

大家さんが家から出てくるまでの数十秒間頭の中はMAXでキーボードを叩いている。

一秒間に何をどれだけ考えただろう?
いや、もしくは緊張しすぎて何も考えられてないかもしれない。

ひょっとしたら大家さんと行き違いがあったに違いない。
そんなかすかな奇跡を信じ、心臓は半端無く鼓動を打つ。

『ガチャ』

「あ、すいません、え~っと、家賃の事でちょっと確認したいんですけど」
「あ~、はいはい。ちょっと待っててね。今帳簿持ってくるから」
                     ・
                     ・
                     ・
「すいませんね待たせて。」
「いえ、こちらこそすいません。請求書が入ってたんですけど・・・?」
「あー、それね。えーっとね、去年の10月に一度振り込まれてないんですよ」

              
 
               
        スミマセン、オッシャッテルイミガヨクワカリマセン
               あ!逆にミラクルか!



俺は今パルプンテにかけられている。相方がパルプンテをかけているに違いない。
ほんと何が起きるかわからない・・・



ひたすら謝り、来月必ずまとめて2日月分、10万円払うと大家さんに言ってその日は部屋に帰る。
説教したくても相方は帰宅せず・・・起きてた意味ねーじゃん!!!
さらにイライラMAX。クレイジーだぜ!

翌日仕事にも関わらず、一人で吐くまで呑み続ける。

                馬鹿ヒコだぜ!


この日 2/27 翌日相方の誕生日。

人生で一番長い誕生日になりそうだぜ
2005年1月末日

仕事を終え帰宅すると一枚の請求書が…

さすがにある程度の事では動揺はしないぐらいになっていた俺。

風呂に入って、取り替えようと思ってたシャンプーの中身が半分水だったりとか(薄めすぎ…)
帰宅すると部屋中の鍵がかかってなかったりとか
洗濯をして、俺のパンツが4枚もあるのに相方のパンツは一枚しかないとか…
そんなことぢゃ一切動揺しません。
(俺が相当麻痺してきてるかな?)

しかしその日は違った…請求書を見ると手書き。

                   ん?

                『1月分 家賃』

                   は?

はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?

もののけだ。俺の相方もののけだ!いや、相方は人間だ。てかアパートを救え!

            アシタカヒコの出番だ!ヤックル~!

速攻電話。

「おい!お前家賃は?」
「え?」
「家賃は!!払ったのか!?請求書来てたぞ!!!」
「はい、払いました」
「振り込み証明書は?!」
「ありません。捨てました」
「じゃあどーやって振り込んだのを証明するんだよ!?ただでさえ信用の無いお前の言葉を信用できるか!明日即確認とって来い!」
「わかりました。すいませんけど、どーやって確認取ればいいんですか?」
「はぁ?お前は何でもかんでも俺に聞かなきゃ何も出来ないのか!?銀行に行ったり電話したりなんかあんだろうが!!」
「わかりました。明日銀行に電話します」

          ~~~~~~~翌日~~~~~~~

説教した直後はいつも良い反応が待っていた。この日俺はそんな今までの経験から油断していた。

「銀行に確認取れたのか?」
「はい、電話しました。」
「で?」
「教えてくれませんでした。」
「で?」
「いや、以上です…」
「………ぢゃーなんでそれをお前から連絡してこないんだよ!!てめー!!・・・・・・
明日俺が大家さんに確認取ってくるよ!もうお前には頼まねー!!!」

          ~~~~~~~翌日~~~~~~~

更に驚くべき事実が判明。
もはやうちの相方式神レベル