New order  「International」
1.Ceremony
2.Blue Monday
3.Confusion
4.Thieves Like Us
5.The Perfect Kiss
6.Shellshock
7.Bizarre Love Triangle (Extended Dance Mix)
8.True Faith
9.Touched By The Hand Of God (Original 12")
10.Round And Round
11.Regret
12.Crystal
13.60 Miles An Hour
14.Here To Stay (Radio Edit)

※必聴トラック  


ニュー・オーダーという存在は、パンク、ロック、ダンス、テクノ、どのジャンルからでも音楽を聴き込んでいくと、ぶつかるものだと思う。ニュー・オーダーがいなかったら、今の音楽業界(とりわけUK)は確実に大きくかわっていたでしょう。Oasisのノエル・ギャラガーも、「ニュー・オーダーがいなかったらオアシスはいない」と言っていました。そのくらいニュー・オーダーの存在は大きな意味を持ってる。ニュー・オーダーはその音楽もそうだけど、彼らのたどった経緯が、ものすごく僕には惹かれるバンドです。
僕はプライマル・スクリームとファッションブランドのラフ・シモンズからニュー・オーダーにたどり着いた。プライマルのフロントマンのボビー・ギレスピーは、ニュー・オーダーの大ファンを公言してます。また、5,6年位前のラフ・シモンズのコレクションのテーマが「ニュー・オーダー」でした。ニュー・オーダーの前身バンドであるジョイ・ディヴィジョンとニュー・オーダーのジャケットの写真をコラージュ風にプリントしたアイテムや、ニットなどの服のカッコ良さがすごく印象に残ってたのと、ボビーが言うなら間違いないということでこの「International」を借りた。
1曲目のCeremonyもすごい印象的なんだけど、やっぱり2曲目Blue Mondayが大きすぎた。ニュー・オーダーは知らなくてもブルーマンデーは知ってるという人もいるでしょう。クラブアンセムだし歴史に残る一曲だし。電気グルーヴのピエール瀧は、これを石野卓球の家で聞いてその場に立ち尽くしてたらしい。それまでテクノとかダンスミュージックはほとんど聞いたことなかったけど、そんな僕もこの異質感と高揚感が同居してずっと悲哀感が漂う感じは、すごく惹きつけられた。そしてBlue Mondayのタイトルの由来を知った時は、なんかやたら切なくなった。イギリスを代表するパンク・バンドだったジョイ・ディヴィジョンのフロントマン、イアン・カーティスが全米ツアーに旅立つ前日に自殺したのは日曜日。残されたメンバーにそのことが知らされたのは月曜日でした。
バンドの音はどんどんテクノよりになっていくんだけど、3~8曲目まではその真骨頂がまとまってると思う。どれもとてもオリジナル。やっぱ根本にパンクバンドとしての精神があるからだと思う。
そしてニュー・オーダーはしばらく沈黙して、またシーンに復活するんだけど新境地を開拓します。11曲目Regretはその象徴。この曲はどこを切ってもキレイで美しいんです、ほんとに聴いてて心が洗われる気分になる。
13、14曲目はバンド・サウンドの新しい形を作り出してると思う。
次のパンク界を担うと言われていたジョイ・ディヴィジョン、ましてやそのフロントマンのイアン・カーティスを失っても、そのエピソードまでもBlue Mondayという曲で昇華したニュー・オーダーは本物のパンクバンドだと思います。ちなみにジョイ・ディヴィジョンのデビューアルバム「Unknown Pleasures」(こちらもいずれ書きます)の1曲目がDisorder:無秩序。そして音楽界にとって無くてはならない存在になったニュー・オーダー:新しい秩序。泣けます、ほんと。
ぼくはバンドに対してそのルックスとかも結構見てしまうんだけど、ニュー・オーダーに関しては一切そういうモノ抜きにしても好きだと言い切れるバンドです。