源九郎稲荷神社には榊の木が二本あります。
そのうちの本殿横の榊の木が枯れてしまったため、伐採することになりました。
榊の木は直射日光にとても弱い木です。
そしてこの酷暑。
今年の春には青々としていたのですが残念です。
玉串を作ったりするのにもとても重宝していました。
以前いらした宮司が植えられたのだと思います。
この日、掃除の会の方がいらっしゃいましたので、伐採するのにお手伝い願いました。
樹木を伐採することを神様にご奉告し、今まで見守っていただいたことへ感謝の気持ちをこめて御霊を鎮め、作業の安全をご祈願いたします。
神様にお帰り願うわけですが、ちょっと胸にこみあげてくるものがございました。
一番上の、先から50㎝くらいのところは、画像のように土に挿しておきます。
完全に枯れたり倒れたりすれば、神様がお帰りになったしるしとなります。
時々、前の宮司が亡くなられてから~と言われる方がいらっしゃいます。
前の宮司は薬園八幡神社の神職さんが兼務しておりまして、その前の宮司は薬園八幡神社の宮司さんが兼務しておりました。
おふたりともピンピンされています。
それ以前の宮司は亡くなられていますが、榊を植えられたのは吉野から通っていらした方だろうと思います。
この宮司はとても器用な方で、かなりの手作りの作品が神社にあります。
社務所の補修まで手掛けられていました。
語り部氏とも親しく、お酒が好きな気さくなおっちゃんという感じの方でした。
神社が好きすぎて、週のほとんどを源九郎稲荷神社で過ごされたと聞いております。
そんな宮司のことを思い出して、枯らせてしまって申し訳ない気持ちです。
周りの樹木の剪定に気をつけて、直射日光が当たらないように、もう一本残っている榊は保護しなければと思いました。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
神社には駐車場はありません。
公共交通機関をご利用いただくか、お車でお越しの場合はコインパーキングをご利用ください。
遠方からお越しで御朱印を拝戴されたい方は、事前にご連絡くださると旅の計画が立てやすいです。
源九郎稲荷神社
0743-55-3830
(午前10時~午後5時)