最近雨の日に傘を持つ人を見ると、傘の先の石突を後ろになるように傘の柄の上のほうを鷲掴みにして、持ち歩く人が結構多い
あれ後ろを歩く人からしたらとても迷惑なのだが、誰も注意しないし、多分迷惑とも思わないのだろう。
それぐらいよく見かける
まるで刀を差すかのようだが、実際刀を手にもつて歩くときは(もちろん現代では所作としてだが)迷惑かからないように先を前に向けて持つ
刀が当たったら刃傷沙汰になりかねないからだ。
僕が小学生低学年のときに先生から傘を持つときは先を前に向けなさいと教えられた
小さいし力もないので、しんどいなぁと思ってたのを思い出す
今はそういうことは教えないし、というか先生方も知らないのだろう
人間というのは感情の生き物だ。
傘の先を後ろにして、手をふつて歩いてると
自分は良いかもしれないが、後ろにいる人が
どんな人間かわからないのに我が物顔で歩いてると、突然晴天の霹靂のように事件に巻き込まれるかもしれない
護身術というのはそういうところからはじまるものだ。