twitterでフォローしてる人が、いいこと言ってた。
0に100掛けても0!
全然軽いノリで言ってたのですが、深いなあと思いました。

武道、武術を中心にブログや、twitterをやっているのだけど、いろんな人を見かける。
知識も一杯知ってる人もいる。
懸命に練習してる人もいる。

だけど、気になるのは、なんのためにやってるのか?
そのために何が必要で、何をしていくのかを、自分で考えて、試行錯誤し、
自分の足で前に進もうとする人が、意外と少ないように思えます。

師を求めることも大事。いろいろやることも大事。
けれど、ずっと言われたことをやっていけば、そのうちできるようになる。
いろんな知識を一杯頭に入れると、からくりが分かってできるようになる。
練習も、とりあえず数をこなしてればできるようになる。
とか、結構安易に考えていませんかね。


こういうことを言ってると、とてもネガティブな気分になるが、自分のレベルをあげるのは、
自分自身しかいない。
師は道を指してはくれるが、歩くのは自分自身である。
本当にそのままでいいのか?
つねに自問自答して前に進む。
そうすると、一つの稽古にしても丁寧にやるようになる。
一つ一つポイントをチェックしながら、実は一番自分が厳しいと思える稽古は、無意識に流して手を抜いたりしているのに気づいたりする。
本当に丁寧にやりだすと、ものすごくきついので、たくさんやったり、長時間やったりはできなくなる。
だけどそうやって練りこんでいったものは、たとえ少しでも自分の身体に残るようになる。
自分の中が0であったことに気付くようになる。
0の稽古を100万回やったとしてもやはり0
しかし、少しでも自分の中にあれば、それは無限の可能性を見せてくれる。

中身が0な人がいくら知識を得て、、原理を知ろうとも、全く使えないし、生かされることはない。
だけど、苦労して、努力して、自分の中に何かを残さんとする人が、知識を得ることで、大きな閃きや、気付きがあったりする。