とある掲示板で、このような書き込みを見た
>手に仕事をさせないと強いぞ!の検証

ペアで手四つの状態を作ります。

片方は、よくある肘を少し曲げた状態・・・

もう片方は腕をまっすぐ伸ばした状態・・・

この状態で、お互い押し合います。

やってみると分かりますが、まっすぐ伸ばした腕のほうが圧倒的に強いです。

この検証で分かることは、さほど腕に力感を感じないのに、相手を簡単に押せてしまうということです。

今度は逆をやってみると分かりますが、腕に力感を感じているにも関わらず、負けてしまうという事実です。

つまり、腕に感じている力感というのは、力のロスということです。


この人は、手を真っ直ぐ伸ばすことが力感を感じないし、強い力を出せると思ってるようだ。
しかし、これはあまりに短絡的な検証です。
合気をテーマにした掲示板で書いてるだけでなく、自らも合気道をやり、師範は達人だと言ってるにも関わらず、なんてピント外れな検証をしているのだろう(笑)
ただこれは腕を伸ばしているために、その腕には力感を感じないというだけで、
肩や、腰、足に思いっきり力感があるはずである。
それが分からないのは、そうとうな鈍感な人だろう。
合気が掛かるのは、腕を曲げてるほうなんです。
腕を曲げてると、腕の力だけなんで、当然肩や、足腰の力には負けてしまう。
よほどの体格差がないかぎり。。。
だけどそれでいいのです。
そのまま負けてしまって、完全に腕の力を放棄したときに術が発動する。
急に相手は押し込めなくなり、自分の中心に乗ってしまう。
そのまま腕の力を使わず、足を一歩踏み込めば簡単に相手がはじき飛ぶ
ここまでの検証ができてはじめて手に仕事をさせない検証と言ってほしいものだ。
読んでたら本当に素人考えにしか思えない。。。