補正予算が通り、景気対策に多額の資金が使われるという
今読んでいる本で得た知識からしても単純に喜んではおられない。
- 著者アーサー・B.ラッファー(レーガンとトランプの経済顧問)
- 「大きな政府」は国を滅ぼす / 幸福の科学出版公式サイト (irhpress.co.jp)
私は数字は苦手だが、ここで言われている考え方は大川隆法先生の心の教えに通じるし、私の「フラクタルの森」の視点から言っても的を得ていると思う。
日本が置かれている状況、今後の経済がどう動くのか
大井幸子氏の意見もとても参考になる
(1393) 日銀はどう動くか?増え続ける財政赤字に増税で国債格付に警戒感 日本にお金があるうちに持続可能な成長に舵を切れ - YouTube
両方とも難しくてすべてが理解できるわけではないけれど、ここでMMTのことが頭をよぎる。
とんでもない理論が一部市民権を得て、れいわ新選組の山本太郎氏などが巧妙に利用している。
三橋孝明氏など2%のインフレ率を目途にブレーキをかければ、ハイパーインフレの危険などあるわけは無いと言っていたが、今、3%以上のインフレで、ブレーキをかけるタイミングなどどこに有るのか。
自国通貨での借金は財政破綻しないだろうけれど、無制限に続ければ、破綻に向かうターニングポイントはどこかに現れてくる。現れて信用失墜すれば遅いだろう。
政府の借金は、国民の所得になるというけれど、たとえそうであっても所得にも良い所得と悪い所得がある。何でも同じで良し悪しがある。
要するに善悪の判断ができないでお金を使うとマイナスの効果を生み出す可能性があるだろう。
投資するにしろ消費するにしろ、必ず使われた金額に比例してその善悪の影響は出る。
善悪の判断は難しい。
結果ばかりで判断していると、善悪の判断はないがしろになる。
善悪の判断がどこでなされるだろうかと考えると、「思い」のところだ。道徳と言い換えても良い。修身といっても良い。
渋沢栄一が「論語と算盤」と言っていたように論語でもあろう。
宗教で説かれるべき「心の教え」である。
この「なぜ」の問いかけが、「どうやって」「どのようにして」に置き換わっているような世界では、善悪の判断が「行い」(成果、結果)の中だけで行われがちになる。
MMT理論を言っている人達は、財政出動を推すけれど、大半が間違った世界観に影響されている。世界観が唯物論、無神論にむしばまれているために「なぜ」の探求が出来ないでお為ごかしに陥っている。
もちろん、対極の緊縮財政で増税が必要と考えるような人たちも同類である。
そんな中で大きな経済対策が打たれようとしている。
ラッファー博士の言葉を借りるなら、お金を使えば使うほど経済を疲弊させGDPを押し下げることになるのにだ。
国会討論を聞いていても、この蛇行した躁うつ病のごとき国会対策で、ますます混迷を深くしていくだろう。
お金を配るより、減税で市場からお金を巻き上げることをやめればよいのに、財務省や政治家の自己都合があるのだろうが、話すら出ていないようだ。
税金が自分たちの収入源とか権威のために必要と考えているためだろう。