瀬戸内海の島に1年間の山村留学してきた2人の中学生。生きがいが見つからず、何かを変えたいと感じながらいつもの日常をやり過ごす浩次。自分の不注意から生きがいをを奪われ、自分のことが許せずに恨みの炎を燃やす花香。瀬戸内の海は少年には冒険心を、少女には自分を見つめ直す冷静さを与えてくれる。見つけた海図がしめす沈没船を引き上げようと画策することを通して、少年たちの心の成長は成長していく。
「二回目だったら、もっと早いんじゃないか」
それまで誰も考えなかったアプローチで花香の背中を押す浩次。花香の周りを焼き尽くすような恨みの炎が、情熱に変わっていく。
少年は言う。「全部自分でやらなけりゃ、面白くないと思うんだ。人の助けなんか借りたくないよな」「でも、死んだら何にもならないんだよ。」
少年の父親は言う。「生きていくことこそ大事で、その質なんてのは、後で考えればいい。」
生きていれば人は何度でも生まれ変われる。