たまには、数字の話。
ある友人のお母さんに、株式投資の好きな人がいて。
子育てや孫の面倒も一段落して、ますます株式投資に身が入って。
そのお母さんの運用利回りが、5~10%
毎年、おもしろいくらいコンスタントにその数字。
この利回りがいいかどうかは、投資している金額がいくらかによって変わってきます。投資金額が1億円なら500~1000万円の利益をあげていることになるし、100万円なら5~10万円なので。
でも、ある疑問が……。
たまには、読みが大当りして運用利回りが50%とか100%になる年があってもよさそうなのもの。
ある時、それを聞くチャンスがあって、うかがってみると、ユニークなお答えが。
「上場企業の利回りを超えるのは失礼だと思って」
よく財務分析と言って、訳のわからない数字の羅列が並ぶことがあります。
時には、なぜわざわざそんな数字を計算したのかわからないものも多くて。
でも実は、そんな訳のわからない財務分析の中に使える数字も存在します。
そのひとつがROA
ROAとは、Return on Assetsの頭文字をとったもので、カンタンに言うと、運用利回りのこと。
ROAは、日本語では総資本利益率と訳されています。
総資本は、他人資本+自己資本のことで、他人資本とは他人から借りたお金で、自己資本とは自分が出したお金です。
要するに、自分が持ってたお金と借金したお金を使って、会社が1年間かけてどれだけの利益を稼いだのかを率で表したものなのです。
だから、カンタンに言うと、ROAとは運用利回りってことになります。
で、直近のデータによれば、会社全体のROAの平均が1.9%で、上場企業でも10%を超えている会社はそんなにないので、友人の母親に「上場企業の利回りを超えるのは失礼だと思って」なんてことを言わせたのです。
ここで、友人の母親を会社だと思うと、毎年、コンスタントに5~10%の運用利回りを実現しているので、超優良企業ということになります。
逆に言えば、10万人以上の人たちが働くビッグネームの企業でさえ、たった一人のおばちゃんに勝てないのかって思ってしまったりするのですが、そこはそもそもの投資金額が全然違うので、単純比較できないってことです
投資金額が100万円なら、運用利回り50%でも50万円にしかなりませんが、投資金額が1兆円なら、運用利回り1%でも100億円になるということですから。
そして、大抵の場合、投資金額が大きくなるにつれて、運用利回りを高めるのも大変になるのが普通なので。
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