仕事は何をやっても、どれだけのことでも期日を完璧に守り、たった1人で一切のミスもなく完璧にこなしてやりとげ、周囲の評価は高くそれでいて驕り高ぶることもない。
給料はもちろん平均のかなり上の額をもらっている。
家庭では、パートナーを愛し、支え、家族が食うに困らないだけでなく、有り余るほどのお金を稼ぎ、それをしっかりとうまくやりくりし、将来の子どものために貯金し、老後ももちろん安心で、両親の介護も嫌な顔や疲れた顔をどんな時でも一つもせずにやりきることができる。
子育てでは、いつも子どもに笑顔を見せて、何をしてもどんな時も怒らず、怒鳴らず、接することができる。子ども達もおかげですごくステキな笑顔を見せてくれて、素直に『ありがとう』といえる。偏食もなく、勉強も自分でやって、明日の準備も自分でやって忘れ物なんてもってのほか、学業では常に学校最上位クラス、運動神経抜群、美術、音楽などの副教科も完璧な子どもに育ってくれている。
友人達を含む他人からは、いつも尊敬と憧れをもらい、あなたなしでは物事が進まなくなるぐらいの中心的存在。初めて会った人でも絶対にあなたを好きになるし、悪口を言う人なんて1人もいない。誰からも愛され敬意をはらわれる。
なんでもかんでも、理想通りの状態。
まさに神や仏、超人、
そう、それが僕。
なわけない。
当たり前の話で、僕は、まだまだ人間です。
仕事では主に事務的なことでご迷惑をおかけしてたりしますし、家族に対しても全然完璧じゃない。
疲れて笑顔じゃない時も、怒ることだってあるし、イライラしていることだってある。
友達からは友達やめる宣言をもらったこともあるし、怪しいことをやり始めたと陰口を言われたこともある。
もちろん、自分の理想に向かって取り組む大切さも知っているし、変わっていけることも知っている。
まさに死ぬまでどれだけ神に近づけるのか?
そんな挑戦をし続ける。
あくまで人間。
それが僕。
だから、自分が失敗することも知ってるし、ミスすることも知ってるし、迷惑だって一杯かけてるし、たくさんの人に支えてもらいながらやってることも知ってる。
いや、知らないところでも、たぶん、一杯助けてもらっているんです。
わかる範囲には感謝できてたりしますが、わかってないところには感謝なんてできてない。
漠然と
「気づかないところで助けてくれている人ありがとう~。」
と思えるぐらい。
見方によってはなんて失礼なやつなんだろう。
そして、気づいていないんだからお返しもできない。
だから開き直って、自分が幸せになることにした。
それが一番の恩送りになると思っているから。
自分が幸せになることで、その影響がどんどん周囲に伝播していくから。
昔、不思議おばあちゃんが教えてくれた恩送り。
それを実践しています。
そしてこの記事も恩送りの一つ。
もし、自分が神じゃないことで悩んでいる人がいたら、(僕は正確に知らないけど)世の中に神が何人ぐらいいるか考えてみて欲しい。
神であることと、
神を目指すことは違う。
神じゃないことはそんなにダメなことですか?