みなさんもご存知の通り、
日本を代表する(した?)
ミュージシャン(作曲家?)
小室哲哉氏
その小室さんは
1990年代から一代ブームを作り、
【小室ファミリー】と呼ばれるぐらい、
日本のポップミュージック?シーンを
席巻していました。
オリコンチャートに入る曲は
小室さんが手がけた曲が多く、
とにかくすごかった。
avexの社長の松浦さんが
おしゃっていましたが、
「小室さんがいなければ、今のavexはない。」と。
僕もそう感じます。
当時学生だった僕は
友達が、カラオケで歌いまくってましたら。
アムロさん(ガンダムじゃないですよ)とか
アユとかを。
その小室さんが、詐欺事件を起こし
つかまり、
裁判になり、
昨日、執行猶予付きの有罪判決を受けたんです。
この小室さんの事件少し前あたりから、
ニュースや新聞、ネットなどで、
いろいろと話題になっていたのですが、
完璧にスルーしてました。
しかし、最近になって自分を振り返る機会があった時に、
ふと、この事件のことが脳裏によぎったのです。
半分寝ぼけていたので、
まさに何か降ってきたような感覚、
この小室さんの状態は
まさに自分なのかもしれない。
と感じました。
見栄とプライド。
誰かのために。
エゴやら、
周囲の人との人間関係。
お金との付き合い方。
などなど
数ヶ月も前からこの事件が
僕に教えてくれていたこと。
僕はメッセージを見ようと(感じようと)せず、
無視し続けていたのです。
彼は結局、
多くのものを失い、
その裁判の中で、
「ピアノが弾きたい。音楽を創りたい。」
そう言ったそうです。
僕だったらどうか、
このままの人生を歩んでいくと、
いつか小室さんのようになるのではないか?
その道を歩んでないか?
そう感じたのです。
その瞬間、
多くのものを失った自分になっていました。
裁判所の被告人質問をされている自分でした。
自分の中から沸いてきた思い。
「純粋に人の役に立ちたかった。」
「ありがとうと言われたかった。」
「目の前の人と向き合いたかった。」
「それが仕事になるなら最高やと思った。」
「一人一人と深く、そして、濃く、その人の人生のどんな一瞬でもいいから
サポートできるなら、今からでもお役に立てるならそれをしたい。」
「僕とかかわることで、その人の人生をより豊かなものにできるならかかわりたい。」
「今でもチャンスをもらえて、やり直せるならそう生きたいです。」
この言葉が今の自分の中から沸いて来た時、
(実際は寝ぼけながらノートにメモっていたのですが)
妙にしっくりと自分の中に落ちていったんです。
「あ~、自分はこんなことがしたかってんな。」と。
心は静かに、しかし、何かわいてくるエネルギー。
ありがたいことにと言いますか、
僕は実際には、裁判所に行ったことも無ければ、
犯罪をしてニュースで大きく取り上げられたわけではありませんので、
まだやり直しがしやすいところにいました。
自分の大切にしたいことが
見えてくると、
いろいろと煮詰まっていたことが
ほどけていきます。
その思いと合ってないこと、
変えたいこと、
手放すこと
あります。
もう、誰に何を言われてもいい。
自分がやること
大切にしたいこと
やるだけやん。
ってシンプルに思えました。
そんな風に自分を振り返れた
小室さん事件。
僕にはそんな事件でした。
(人生のターニングポイントかな?)
もしよかったら、
皆さんも、裁判所に行って
多くのものを失った時に
なんと言うのか?
想像して下さい。
あなたが今大切にしたいことが
わかるかもしれませんよ?
人生には失って初めて気付くことが多々あります。
でも、失う前に気付けたら、
当たり前ですけど、
失う前にやり直せますね。