ツンデレ


好きなのにその相手が接してくると避けてしまう女性が最近は増えてきていると言われています。
いわゆる「好き避け」ですが、増えている理由が気になります。

ツンデレも「好き避け」の範疇に入ります。健全な環境で育てば、「好き避け」にはならないはずですが、増えていると言われると、環境の劣化が気になります。

好き避けは女性に限ったことではありません。
誰だって特別に好きな人に嫌われたくないのが当然。
大事にすればこそのことで、自然な態度です。

恋愛をエンタメ的に考えている人には、理解不能でも、人生の一大事としている人には慎重になるのは当然。

そもそもは「好き避け」の定義。
至って簡単、「好きだから緊張して逃げ出したくなる」ということです。

緊張するのは考えてしまうからで、たとえば「3分間話しください。」と言われて緊張するのと同じメカニズム。
うまく話したいという欲求が自分を突き上げるから自分のなかで欲求にスキルの評価が追いつかないというアンバランスが生じてストレスになる。
このストレスが緊張。

長年暮らして夫婦にだって「好き避け」は起こります。
でも客観的に見れば、いつまでも「愛されたい」「嫌われたくない」という欲求が働いているのは、素敵でしょう。

要は言葉の一人歩きに慣れていないか、受け取る側が気をつけること。
マスコミは「カリスマ」「超大物俳優」というように普通レベルなのに臆面もなくレッテルをつけます。
同じようにちょっとした「ノイローゼ」状態についても複雑な病気のように診断名がつき、薬が出ます。

好き避けも、ツンデレも、当たり前のこと。
程度で見極めるようにしないと、日本中が「病」だらけになります。

怖いのは、レッテル貼って区別しないことです。
それが一番の病ではないでしょうか?


ツンデレ