女子力アップ教室

どんな理由であっても、男性は、女性から見下されたり、軽くあしらわれると深く傷つきます。

女性も同じですが、男性は好きな女性から否定されると、女性の想像以上に傷ついてしまいます。何気ない会話でもそれが起こります。問題はそのときは冷静を保っていても後から思い出すたびに否定された不快感、場合によっては恐怖心に苛まれます。

問題というのは、女性が気にしていないということです。なぜ気にしていないのでしょう。実家では日常的だから気にならないのです。母親との間で励ましが底辺にある共感的な会話を体験していないので、分からないのです。

誰でも傷つくことを体験すると、近寄りたくなくなります。

親も人の子、子どもの親の前に、男と女です。夫婦関係が良くないと、子どもが頼りです。レベルの低いところでは不満にはけ口になります。つまり自分のゴミを子どもに押し付けるのです。子どもはゴミ箱です。

人をゴミ箱にする人は、世の中に溢れています。
誰でも不安や嫌なことがあると、誰かに聞いてもらいたくなります。ただ聞いてもらうだけでも安心できます。女性同士の会話を聞いていると、異性の話か、愚痴に集中しています。ただ聞いてもらうだけでいいのです。

もし母親が子どもにそうしたらどうでしょう?
子どもに見捨てられないように、子どもの自立心を奪います。「私がいないとあなたはなにもできない」つまり「成長してはいけない」「あなたは無力だ」と禁止令を吹き込みます。非力な子どもを支配するのは、いとも簡単です。ゴミ箱にされた上、無力感を吹き込まれた子どもに共感する心は育まれません。

このような親の手元で育つということは、「仲良し」であることをいいことに、自分以外から愛情をもらうことを妨げるようにします。愛情をもらうと自分のやましい考えがバレるからです。

このような状態は娘と母親の間で起こりやすいのですが、男女ともに愛情のないところにいると自立はできなくなります。自立心の欠如した男性の場合、部下や後輩の自立心を妨げることが職場で起こります。

自立できないと「依存」が起こります。恋愛なら依存は仕方がないのですが、依存しながら相手を疑い責めるという混乱が起こります。相手は負担しか感じなくなります。
つまり、年頃になって恋愛をしても、励ましも共感もできないので、うまくいくわけがありません。励ましも共感もできないだけではありません。何事もネガティブに考え、時にはなにか裏がないかと悪く考えます。無意識なので、その状態を客観的に見ることはできないということです。

このような娘と母親の関係は、時には息子と母親の関係でも起こります。父親が父親としての精神的支柱の役割を果たしていない場合です。夫に愛されていない孤独な母親は相手が娘でも息子でも自分から離れないように仕向けていきます。愛情関係が育たないように妨害するのです。

この関係に愛情はなくあるのは執着だけですが、母親は愛情があるからと思わせます。娘はこれを愛情だと思い込むので独占、束縛の状態を男性にも求めます。束縛されるのは本人も苦痛ですが、相手に求めるので甘んじて受け入れます。束縛されないと愛されていないと感じるのです。健全な男性は恐怖を感じて離れようとして破綻します。
愛し愛される関係は不安の関係でしかなくなります。