$ゲンキポリタン|愛と勇気の生活ブログ

自分は会社勤めをしているとき、随分と心身を酷使しました。能力不足といえばそれまでだけど、「おれがやらなきゃ誰が誰がやる♪」とよく歌っていましたね。ひとりよがりな美学で、自分を励ましていた。

お金や地位のためではなく、自分の意見が通せる立場になりたい。つまり信頼される人間になりたいという欲求があった。それにお金や地位は自然についてきます。
信頼されていないとりん議書も通らない。それはみじめなものですよ。そこで背を向ける人もいるが、それがシステムなんだから、機能するように、伝えることができる自分を作っていくしかない。

伝えたいことがある、伝えたい思いがある。それが出発点です。着地点は伝えることができる自分です。伝えたいことつまり疑問だけは山ほどあるわけですからね。

もちろん伝えたいことがトンチンカンでは、誰にも相手にされませんが、その出発点は、自分、お客さま、それを取り巻く業界、社会・・・全部をまとめると人間への態度です。その態度が間違っていたら社会では通用しないので、客観的に観て健全でないといけない。そこでバランスのとれた自分を創るために学習する。生涯続く学習です。

ここまでは働く誰にでもあることだと思います。それがなくてお金のためだけというのでは、自分がすでに自分を疎外している状態なので、本当のところ誰にも相手にされません。

ところが世の中にはそういう人が少なくない。そこでそういうことを伝えていく仲間作りを興していく。これがリーダーシップの出発点です。そのスケールの大きさで影響力が変わる。小さな仲間内のことか、国を揺るがすことか、世界を揺るがすことか、「青年よ大志を抱け」が問われる。

つまり、どうしてもやりたいことがそこから生まれてくる。そのときに人のためになるとか、役に立ちたいとか考えないですね。それも後からついてくることで、先ず「おかしいだろう」とか、「理不尽だろう」とか、疑問が先にある。だから問題を解決したくて勉強する、学習する。愚痴でも文句でもなく「なぜ」と「どうしたら」のオンパレードですよ。長いトンネルのようなもので、とにかく遠い。やがて光が入り込んでくる。そして抜ける。

ようするに、どんなトンネルに入るのか、いつ抜けるのかで人生が決まる。どんな仕事に就くかというのは、どのトンネルに入るのかを選ぶためのようなものです。トンネルに入ったまま出てこないという人はたくさんいます。

トンネルから救出するのがリーダーなんですよ。

「課長になったら、なにをしたいんだ?」って聞かれて「頑張ります」ってのは話にならないんだよね。でもそういう人を作っているのは働く環境がおかしいわけです。反対に「そういう環境を叩きなおしたいから課長になりたい」はいい話だよね。

だから部長や専務になって「金儲けしたい」「その椅子に座りたい」では、なる前に辞めてくれよという話ですよ。

人には誰だって悩みや解決したいことがある。しかし、そのために人を巻き添えにしてはいけない。ヒトラーは世界を巻き込んだけど、国を預かっている人間は自分の問題のために国民を巻き添えにしいてはいけないんだよ。リーダーは特に気をつけないといけないんだ。そもそも自分の問題は自分ひとりのことなんだからね。


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