ニュージーランドの先住民、マオリ族の友人がいます。にひひ

友人のようにマオリのプライドを持って暮らしている人もいれば、働く意欲もなく荒んだ人もいる。
彼らに限ったことではないけれど、普通の人以上にハンディがあることは確かです。
しかし、マオリのプライドを持って暮らしている人には、ルーツへの誠実さがあります。

僕の周辺にも癌と戦った人がいますが、なぜか女性が多い。昔、恋人だった彼女はカナダ人だが、22歳で発病、24歳で永遠の旅び出てしまいました。マオリの友人は後一年の命と宣告されて日本にやってきた。

彼女はニュージーランドで結婚して暮らしていました。
若くして幼い子供を残して死んでいくことは、旦那さんに重荷を背負わすと苦悩していました。

悩んだ結果、彼女は、後一年と言われて最後の一年をどう過ごすか決意しました。

離婚を決意、旦那さんには、もう一度、一から真新しい人生を過ごしてほしい。

それができるように離婚してほしい。子供は自分が、最後は自分の親や兄弟が育てていくと提案したのです。
旦那さんは、その提案に驚きましたが、彼女にはなによりも重んじる価値があったのです。




そして幼いこどもふたりを連れて、行ってみたい国、日本にやってきました。
彼女と知り合ったのは、ニュージーランドの友人を介してでした。

こどもたちはオフィスの近くにある幼稚園に通っていたので、時々帰りに寄り道してお菓子やジュースで楽しい時間を過ごしました。

やがて彼女の兄弟も日本にやってきて、彼女のサポートをしました。
不安と戦う一方で、日本の珍しい習慣や考え方に刺激されながら元気に過ごしていました。

いつしか快方へ向かったのか、エネルギッシュな暮らしが目立つようになりました。
一緒にヨットに乗り込んだりするようになり、週末はバーベキューパーティや、バーで飲み明かすこともありました。

いつしか癌は急速に身体から追い出されていたのです。

自分に自信を取りもどし始めた頃、ドイツの男性と恋に堕ち、交際の結果、それぞれの親元で2回結婚式を挙げました。

結婚後、弟たちはアフリカに行き、しばらくして独立して事業に成功しました。
いまはニュージーランドを拠点にして会社経営をしていて、彼女は子育てしながら重役をこなしています。

彼女は僕の恋人が癌だと知ったとき、自分のことのように心配し、励ましてくれました。

外側の価値、つまり他人の評価を価値としない、彼女にとっては、自分の生き方あるいは行為そのものがブランドなのです。

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