$ゲンキポリタン|愛と勇気の生活ブログ

いまはもうやめましたが、以前ヨットに乗っていた頃はボロボロの服を着ているのが日常でした。
ヨットの上では風呂がないので海水をシャワーにする。そのまま乾かして、寝床は寝袋。えっ

そんな暮らし方に慣れてしまうと、まず目的と目標があって、それ以外のことは引きずられるようについてくるのが当たり前になります。

寝袋になれてしまったおかげで、赤字会社を再建するのに、2年間寝袋でオフィス生活をしたこともありました。

ヨットライフをそのまま会社に持ち込んだような暮らし方でした。えっ


それがいいとは決して思っていません。発想はカンタン、早く片づけて早く楽になりたいだけでした。

そのために効率よくやろうとしただけのことでした。それには真夜中でないと出来ない仕事があったことが原因です。
それにしてもアウトドアのハードな過ごし方が身についていないと、そんなことはしないと思います。



都会にはきれいな服にこと欠きません。お金さえ出せばなんでも買えます。
しかし、どんなにデザインが優れていても、自分にとって意味のない服には興味がありません。

服は魂を預けるものだから、自分の気持ちや生き方が乗っていないとおもしろくないのです。
つまりマイブランド。マイブランドが染み込んだものなら、すり切れようが、変色しょうが手離せないのが心理だと思います。

ショップの方に「物持ちがいいですね」と言われますが、そうではありません。自分あるいは誰かが大切にしていた車を修理する。ワークウェアにオイルが染み込む。その染みは汚れでなく、プライドに変わります。そんな服を着た者には分るはずです。



以前、こんなことがありました。
カナダ人の友人が離れた場所に住んでいました。近くに引っ越してくることになったのですが、なんと彼女はひとりで、しかもワンピース姿で机を電車を使って運んだのです。

こんなことを通して服はマイブランドになっていくと思います。

お気に入りの服は、大事にしたいものです。
大事にするとは使うこと、使い倒すことだと思います。