知り合いに毎年大晦日になると、朝起きるなり、寝るまでハンク・ウィリアムスを聴いて過ごす人がいる。
いまどきハンク・ウィリアムスを知っている日本人がどれほどいるのか。
レコード盤とダイヤモンドの針のダンスにただよう雰囲気はなんのため。
ボクは小僧のなりをしてプレスリー
三昧といく。
ボクの大好きな大切なあの娘には白いシャツがとびっきり似合う。
ナニ、黒だって最高なんだよ。
それでも白が美しいのは、透き通った清潔感が白を越えた白にして、なんとも美しいのは、自分が見てきた目、自分が考えてきた心から、自論を大切に生きているからだ。
世の中不況だから元気が出ない。気分も回りも暗い。
経済と暮らしを一緒にするなんてやり方はどこで憶えてきたのか。
世の中の空気を自分の意見にするなんて、視聴率を気にするニュースショーで憶えたのかな。
一般論と自論に関連はない。
地球を歩いて歩いて、
人に向き合い、向き合い、
自分に向き合い、向き合い、向き合った後に
自論人の目で観れば世界は
輝き楽しさに満ちている。
「アホかいな。」大阪の酒場には店の空気を壊す客には来てもらわなくて結構と追い出す者もいる。
「ヨー、ワレ、二度と来るな」
同じく定食屋では同じメニューを出さない剛の者もいる。
お客さまに喜んでもらいたい一心で店主が自論に暮らしを賭ける。
「二度と来るな」というたびに、
笑顔がキレイになっていく。
その潔さが痛快、明快だ 。
夢を本気で追うものに、ねたみ根性は不要。
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