観たよ♪「コカイン・ベア」~ある日、森の中~クマさんが~コカインに~ハマった~♪~ | 松丸元気のあ~ゆう事やそ~ゆう事

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※それなりにネタバレが含みます。

「コカイン・ベア」

原題:Cocaine Bear
製作年:2023年
製作国:アメリカ
配給:パルコ
上映時間:95分
映倫区分:R15+

◆スタッフ
監督:エリザベス・バンクス
製作:フィル・ロード、クリス・ミラー、アディッティア・スード、エリザベス・バンクス、マックス・ハンデルマン、ブライアン・ダフィールド
製作総指揮:ロビン・フィッシェラ、アリソン・スモール、ニッキ・バイダ
脚本:ジミー・ウォーデン
撮影:ジョン・ガレセリアン
編集:ジョエル・ネグロン
音楽:マーク・マザースボウ

◆キャスト
ケリー・ラッセル:サリ
マーゴ・マーティンデイル:リズ
レイ・リオッタ:シド
オールデン・エアエンライク:エディ
オシェア・ジャクソン・Jr.:ダヴィード
ジェシー・タイラー・ファーガソン:ピーター
クリストファー・ヒビュ
カヒョン・キム:ベス
クリスチャン・コンベリー:ヘンリー
ブルックリン・プリンス:ディーディー
スコット・ザイス:トム
マシュー・リス:アンドリュー・カーター・ソーントン2世
イザイア・ウィットロック・Jr.:ボブ
アヨーラ・スマート:リーバ
アーロン・ホリデイ:キッド/口ひげ
J・B・ムーア:ベスト
レオ・ハンナ:ポニーテール

1985年。セスナ機から大量のコカインがジョージア州の森に投下される。麻薬王シドは信頼するフィクサーのダヴィードにコカインの回収を命じる。一方、絵を描くことが大好きな13歳の少女ディーディーは友人と学校をサボって森へ向かうが、そこで大量のコカインを食べて凶暴になったクマに遭遇してしまう。
麻薬王一味、子どもたちとその母、警察、レンジャーら、それぞれの思惑が絡みあい、事態は思わぬ方向へと転がっていく…

タイトルからしてB級感漂う作品でB級映画マニアならとりあえず押さえるべき作品でしょう!wと言うことで鑑賞しました。

で、感想はと言うと…おもろいやんけw
そうそう。こういうので良いんですよ♪
もっとグダグダかつツッコミどころ満載で緩い感じかと思っていたけど、意外と確りしていて普通に面白い♪
上映館もTOHOシネマズ系と作品の色からするとらしくないのに、鑑賞した「TOHOシネマズ日比谷」は満員w
東京なら「池袋シネマ・ロサ」「新宿武蔵野館」「ヒューマントラスト」系でやりそうな感じなのにねぇw

実際にコカインを過剰摂取したクマが死亡した事件を元にしたとのことですが、バカバカしい感じこの上ないw
多分夜中に酒飲んでてバカ話をしているところから発想を得た感じぐらいのノリだけど、B級作品なんてそれくらいで良いんですよ♪

様々な思惑を孕んだ登場人物たちの群像劇にもなっていて意外とまとまっている。
勇んで現地に乗り込んだ者もいれば、偶然にも巻き込まれた者。様々な事情にお構い無しのクマさんが人間よりもコカイン大好き♪になってるw
ラリってるクマさんは人を襲おうと言うよりかはコカインに引き寄せられて感が激強。
なので皆が殺される訳でもないし、助かる者もちらほらいる。
その殺され方と悲惨なのもいれば、不謹慎ながらもクスッとしてしまう者まで。特にレンジャーのオバサンは不謹慎ながらも笑ってしまう。オバサン香水強いのに良い味出してるわぁ♪
ギャング一味でボスの息子のエディが死んだふりで寝そべっている上にラリったクマさんがドスンと上に覆い被さるなんて可愛らし過ぎる♪
このシーンは愛らしくも屈指の爆笑シーンかと。
CGで描かれたクマさんに違和感は無し。こう思うと一昔前の作品などで着ぐるみ感満載のクマさんがなんか懐かしい(邦画の「デンデラ」とかねw)

サリの娘のディーディーが殺されずに巣穴に連れ込まれるのは子供を殺さないお約束だけど、それが良い。
他の大人たちが悲惨な目に会う分、こういう所での帳尻合わせをするのが良いんですよw

ラストの巣穴の奥の崖と滝なんて“嘘つけ~!”と言いたくなるぐらいのギャップ差があるけど、これで良いんですよ♪
崖から落ちて途中で気を失ったクマさんがコカインを吸って正気(狂気)を取り戻してよじ登るのなんて、“ヨッ!待ってました!大統領!!”感満載で拍手喝采ものですw

一番得したのは、夢を抱いて摩天楼に想いを馳せる、あの悪ガキと言うのも良い。死にそうなヤツが死ななくて、死んだら面白そうなヤツが死ぬ、硬軟織り交ぜての緩急が素敵♪

もちろん怖いシーンもあるし、ちょいとグロいシーンもあるのでアニマルパニックアドベンチャーの要素は満たしているし、適度にコミカルで適度に緩い。
なので、面白いと言えど過度な期待は禁物で適度に“まあ、どうせB級作品だろ”と斜に構えた見方で楽しむのが正しい鑑賞方法かと。

あと、この作品を観たサメ作品製作者陣は絶対に真似すると思うので近年中には「コカイン・シャーク」なる者が発表されると予想(希望的観測)
思わぬ掘り出し物感満載なのでB級好きにはお勧めの作品ですが、空いた時間で“…とりあえずクマでも観るか~”と言うぐらいの緩さで良いかと。うんうん。それぐらいで良いんですよw