観たよ♪「トゥームレイダー:ファースト・ミッション」 ~頭の中もリブートして観ましょう♪~ | 松丸元気のあ~ゆう事やそ~ゆう事

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※それなりにネタバレが含みます。

「トゥームレイダー:ファースト・ミッション」

原題:Tomb Raider
製作年:2018年
製作国:アメリカ
配給:ワーナー・ブラザース映画
上映時間:118分

● スタッフ
監督:ローアル・ユートハウグ
製作:グレアム・キング
製作総指揮:パトリック・マコーミック、デニス・オサリバン、ノア・ヒューズ
原案:ジェニーバ・ロバートソン=ドワレット、エバン・ドハーティ
脚本:ジェニーバ・ロバートソン=ドワレット、アラスター・シドンズ
撮影:ジョージ・リッチモンド
美術:ゲイリー・フリーマン
衣装:コリーン・アトウッド、ティモシー・A・ウォンシック
編集:スチュアート・ベアード、マイケル・トロニック
音楽:トム・ホルケンボルフ 

● キャスト
アリシア・ビカンダー:ララ・クロフト
ドミニク・ウェスト:リチャード・クロフト
ウォルトン・ゴギンズ:マサイアス・ヴォーゲル
ダニエル・ウー:ルー・レン
クリスティン・スコット・トーマス:アナ・ミラー
ハンナ・ジョン=カーメン:ソフィー
デレク・ジャコビ

世界的人気を誇るアクションアドベンチャーゲームで、アンジェリーナ・ジョリー主演により映画化もされた「トゥームレイダー」を「リリーのすべて」「エクス・マキナ」の人気オスカー女優アリシア・ビカンダー主演でリブート映画化。
資産家で冒険家の父リチャードが行方知れずになって7年。ひとり娘のララ・クロフトは、父の残した秘密の暗号を解き、父が日本の古代の女王ヒミコが葬られたという、絶海の孤島に向かったことを知る。ヒミコの呪いが解かれれば世界は存亡の危機に陥るといい、父はその力の悪用を企む者たちから秘密を守ろうとしていたのだった。その事実を知ったララは、トレジャーハンターとして父の残したミッションを遂行しようと、香港の船乗りルー・レンの協力を得て島を目指すが…


2001年に公開され、一躍アンジェリーナ・ジョリーの名を世に知らしめた代表作「トゥームレイダー」のリブート。
初代が大ヒットして、ララ・クラフト = アンジェリーナ・ジョリーのイメージが定着しているだけになかなか難しいと思いますが、スカッとするアクション映画が観たかったので鑑賞しました。
で、感想はと言うと…





まあまあ良かった。

ストーリーはララ・クラフトが富豪で凄腕の冒険家になる前の前日譚で冒険から帰らぬ父親の死を受け入られなく、様々な手掛かりから、父親を探しつつ、世界を危機から救うが色々ときな臭い話が浮かび上がり、続編へのTo Be Continueもあって終わり。

まず、「コードネーム U.N.C.L.E.」にも出演していたアリシア・ビカンダー演じるララ・クラフトはどうなのかと言うと、特に違和感無し。
アンジェリーナ・ジョリーが凄腕の冒険家を表現していたのに比べ、アリシア・ビカンダーはまだめんこい感じで成長途中な感じw
でも、将来有望な素質が感じられるので前日譚からのお話でちょうど良いのではないかと。
作品と共に成長していけば良いのです。

ただ、お話が海外向けと言うか、日本での公開を意識してないのではないかと。
日本は神秘の国で、昔 強大な魔力を持った卑弥呼が日本を支配していて、日本の卑弥呼の復活を目論む組織からの魔の手を阻止しようと言うのが目的なんだけど、どうも日本は魔力・妖力に溢れた国でその中で卑弥呼はMP最高値の魔女で女王で、卑弥呼が復活したら世界はえらいこっちゃ\(゜ロ\)(/ロ゜)/になるのを父娘二代で阻止!と言うお話。
今のご時世で日本を魔界の様なファンタジーに仕立てるのは些か如何なものかと。
確かに諸外国には日本はまだまだ神秘の国に映って、その日本の太古の昔の女王 卑弥呼が多大な得体の知れない力を持っていたと言うのは、日本人がエジプトのファラオは神秘の力を持っている様な…気がする的なのに近いとは思うけど、どうなんでしょうねぇ。('~`;)

また、卑弥呼が埋葬されている謎の島は日本近海の島らしいとの事だけど、正直“どこやねん!(ノ`△´)ノ”と。
中国からしか行けない島ってどこ?
すんごいオリエンタルミステリー( ̄0 ̄;

船で行って、命からがらで上陸して、でも、最後は衛星電話で呼んだヘリコプターで無事帰ってるやん。
上陸は困難で脱出は楽々ってコト?
そんなんやったら、行きもヘリコプターで行けば良かったのに。“お金が無いから船しか頼めなかったねん”としても、結構多大な被害を払ってますけど。

と、ツッコミを所々呟いて、日本の卑弥呼を死してなお神憑り的な力を持っている仕立てにした時点で、結構トーンダウンです。

じゃあ、他はどう?となると全然ダメじゃない。
大人の魅力ムンムンのアンジェリーナ・ジョリーのララ・クラフトに比べて、若々しくもまだまだ不馴れで可愛らしいアリシア・ビカンダーのララ・クラフトはそれはそれで魅力的♪
そもそも17年も前の作品やキャストと比べるなんて野暮ってもんです。
リブートする意味は何とでもこじつけられるし、前回と同じキャストなんて土台無理。
だから、あとは好みによるとしかできないもん。
冒頭からMMAの練習をしているなんて今風で素敵♪
お金が無いから逃げ切れば賞金ゲットの自転車鬼ごっこで街中を爆走。ポップでライトでエッジが効いてる。
可愛くて、負けも連発する。親の遺産に頼らずに貧乏でいろんな事に悪戦苦闘。
発展途上中のララ・クラフトはこれはこれで魅力アリ。
良いのではないかと。

外国から見たアジアは中国と日本がゴッチャゴチャになってるのは致し方無しと考えて、荒削りな部分が多々あっても、そこを楽しめる懐を深くして、アンジェリーナ・ジョリーのトゥームレイダーをリセットして観ると、なかなか楽しめますよ♪